彩色和紙
夫はなかなか起きてこず、
風助の散歩が遅くなりそうなので
代わりに私が風助を
我が家の畑に連れて行って用足しを。。。
借景の梅畑に入ると花の香りがほんのりと
しました。
春休みなので子供連れのお客様の姿が
連日見られます。
風助はお客様の相手以外は寝る。寝る。寝る。
春の陽射しの中、
気持ちよさそうですが、
風がとても冷たい一日でした。
葉書を漉きながら
染色作業も
同時進行です。
染色する時には染料の色
一色をそのまま使うことはほとんどなく、
赤味の中にもほんのわずかに黒を混ぜたりと
絵の具を調合するような感じで
好みの基本の色を作ります。
その後、更に染色していない楮と
染色した楮を混ぜたり
色の違う染色した楮を調合したりして
色を作り出していきます。
この色を作り出す作業が
とても面白く楽しいのですが
オーダーで「この色」と
指定を受けたときには
その色を出すのに
何度も何度も色を調合して染めては
小さなものを漉いて干して
色を確かめるを繰り返します。
漉いたばかりの濡れた和紙の色は
とても濃いのですが
乾くと相当薄い色になるので
思った色を出すのが
彩色和紙の色出しの難しさです。