彩色和紙 | 紙漉きの女房になって ~石州勝地半紙~

彩色和紙

水曜日は本来なら定休日なので
夫はなかなか起きてこず、
風助の散歩が遅くなりそうなので
代わりに私が風助を
我が家の畑に連れて行って用足しを。。。

借景の梅畑に入ると花の香りがほんのりと
しました。

紙漉きの女房になって ~石州勝地半紙~



春休みなので子供連れのお客様の姿が
連日見られます。
風助はお客様の相手以外は寝る。寝る。寝る。

紙漉きの女房になって ~石州勝地半紙~


春の陽射しの中、
気持ちよさそうですが、
風がとても冷たい一日でした。




葉書を漉きながら
染色作業も
同時進行です。

染色する時には染料の色
一色をそのまま使うことはほとんどなく、
赤味の中にもほんのわずかに黒を混ぜたりと
絵の具を調合するような感じで
好みの基本の色を作ります。

その後、更に染色していない楮と
染色した楮を混ぜたり
色の違う染色した楮を調合したりして
色を作り出していきます。

この色を作り出す作業が
とても面白く楽しいのですが
オーダーで「この色」と
指定を受けたときには
その色を出すのに
何度も何度も色を調合して染めては
小さなものを漉いて干して
色を確かめるを繰り返します。

漉いたばかりの濡れた和紙の色は
とても濃いのですが
乾くと相当薄い色になるので
思った色を出すのが
彩色和紙の色出しの難しさです。