バカの芽 | 紙漉きの女房になって ~石州勝地半紙~

バカの芽

水仙がやっと咲き始めて、満開までにはまだ時間がかかりそうな梅の花。
早いときには2月の中旬には花を咲かせるクロッカスがようやく花盛りに。

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仕事を終えて、山を降りて夫の実家へおかずを届けに行くと
義母が「あんた、帰り道が暗くて大丈夫かい?怖くないかい?」と心配。
子熊が車の前に飛び出して来た秋の日も「熊がでるところを通って
よう怖くないね」と関心されましたが…車です。徒歩ではありません。

実家の帰り道、山の間からオレンジ色の大きなお月様が出始めて
夜道を照らし始めました。明日が満月です。。

山桜の谷はまだまだ冬枯れのような景色で咲きそうにありません。
今年は桜が咲くのも遅くなりそうな気配ですが、


こちらは「バカの芽」

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この辺りの山には沢山自生していて、毎年春になると
この新芽を採って天ぷらやお浸しにしたりと、私が一番好きな
春の山菜ですが、この木はヒューっと背の高い木に成長してしまうので
天をあおいで「あそこに芽がいっぱいなのに。。。」と枝きりでも
届かないものが沢山あるのです。

そこで、この苗を畑に植えて成長を管理して芽を摘み取るという魂胆です。
本来野生の木は、ゴールデンウィークの終わり頃から芽が出始めます。

たらの芽がよく好まれますが、私はこの「バカの芽」と野生の「ウド」が
たまらなく好きで、春の一番の楽しみです。