今日はこちらの記事から
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相手の立場になって考えよう?



この記事は、「相手の立場になる」という背景に

『そこに「自分の価値観」「自分の考え方」が混在してしまう』

危険性を訴えているのだと思います。


「自分の中でのあの人のイメージからすると、こう思うはず」

「今まで交流してきた自分の経験から想定する彼の性格なら、こうするだろう」

「あの人ならどう思うだろうか」の「あの人」は、
 あくまでも「自分の想像するあの人」
「あの人についての自分の中での理解」であって
「あの人そのもの」ではないのです。

この意見にとても大きな気づきがあります。


たとえば、
クリティカルシンキングという思考法があります。

それは、
「健全な批判的精神を持った客観的思考を土台にしながら、
 ビジネス・パーソンが仕事を進めていくうえで役立つ論理思考や、
 思考の効率を上げるための方法論(テクニックやフレームワーク)、
 そして正しく思考するための姿勢(心構え)を組み合わせることにより、
 物事を正しい方法で正しいレベルまで考えることを実現する思考法」

 クリティカル・シンキングの心得
   ~効率的に正しい結論にたどりつくための論理思考
   http://www.globis.jp/321

思考というと、アタマだけで考えることをイメージしますが、
前提や全体像、置かれている状況、関わっている人たちの立場や役割や想いなど・・
思うこと、感じること、イメージすること、
想像することもフル稼働させ正しく考えていく
ことが求められます。

だから、とても難しい。

でも、
クリティカル・シンキングの土台とでも言うべき基本姿勢を意識する
だけでも今までと違うものの視方が出来るはずです。

(1)目的は何かを常に明確にする。
(2)イシュー(論点や考えるべきこと)を踏まえたうえで、
 「考える枠組み」(フレームワーク)を考える。
(3)前提条件、置かれた環境に合わせて考える。

ここでは、自分の価値観・自分の考え方、
相手の価値観・相手の考え方を越えて、
今考えるべき目的、対象、前提について考えていきます。

と考えていくと、そもそも
「相手の立場を考えよう」と考える目的は、

相手の言いたいことやその前提を的確に理解できる。
ことや
それにより相手にとってうれしい解決策を考えていくこと。
または、
自分の価値観・自分の考え方と相手の価値観・相手の考え方
の折り合いをつけること・・・

等なのではないでしょうか?

なのに、

『そこに「自分の価値観」「自分の考え方」が混在してしまう』

人が筆者も含めてとても多いのか?

と仮説を立てていくと、
仕事やビジネス、人間関係、
コミュニケーションなどなど様ざまな領域で

本来の「目的」を解決する最善策が
生まれていないことがとても多いのではないか?


改めて考えています。