「勤務を始めた薬剤師」の積島みかです。

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今回はベトナム駐在中に出会した怖い経験を…

2011年3月20日

日本では、色々と大変な時期でした。
この2週間後に一時帰国すべく、友達へのお土産を買いに、ダウンタウンへ出かけての帰りの出来事。

それも、夫がシンガポール出張中で不在でして…

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「強盗タクシー」

今日のハノイは・・・
最高気温:18℃位
最低気温:15℃位
天気:曇天

今朝、早い時間に主人はシンガポール出張に出かけました。
シンガポールは、暑いだろうなあ〜と思います。
お友達ファミリーは、日本人学校が春休みに入ったので、台湾旅行に出かけたとか・・・
娘のインター校は、今月まで学校があり、春休みは4月に入ってからです。


その春休みを利用して、一時帰国予定です。
震災後で、交通機関が計画停電中らしいのですが、取りあえず、用事を済ませた後、横浜の自宅に行って見ます。

昨日、ハノイは久しぶりに晴れたので、気分転換を兼ねて、娘と旧市街に出かけました。
日本のお友達へのお土産を買いに・・・
本当は、電池やトイレットペーパーがいいのかな?と思って、メールで何がいい?と尋ねてみました。

返事は、「何でもいいよ!」との事。
Tang My さんで小物を適当に見繕って、街角で売っていた面白T-シャツを見つけて、子供達のお土産にしました。

さて、じゃあ帰ろうと言う事になり、

私「市バスで帰宅だよ!」と言ったら、
娘「え〜 タクシーで帰る〜〜〜」とゴネたので、
私「じゃ、つかまえてよ!」

娘が捕まえたタクシーに乗って、家路に・・・
しかし、これが、とんでもないタクシーでした。
いつも、気を付けて選んでいたのにも関わらず、最悪なタクシーでした。

初乗り:8,000VNDだったので、気を付けてメーターを見るようにしていましたが、スピードを上げるにしたがって、メーターもスピードと連動して、上がり続けました。
ハノイタクシーの2.5倍の値段だったので「あっ、これヤバイ!」と思って自宅から徒歩10分程度の所で、止めてもらい、

私「ちょっと、この金額はちがう!」と大きな声で言ったら、
D「メータータクシー何も問題はない!」
私「じゃ、半額ね!」と言い、半額分の料金を渡して、ドアを開けて逃げようとしたら、ドアがチャイルドロックされていて、開かない!パワーウィンドウを下げて開けようにも、それもロックされてどうしようも出来ない状態に・・・


D「俺は、金が欲しいんじゃ〜〜〜!!!!」と怒鳴られ、
私「それは、絶対違う!!!」と怒鳴ったら、ドライバーの目が変わったので、万が一の事を考えて、もう半分を払い、
D「じゃ、降りて!」と言ってパワーウィンドウを下げ、
D「外から自分で開けな!」と捨て台詞!

やっと、解放されホットして、まず、初めに「命あってよかった〜」でした。

レジデンスのレセプション嬢に、その顛末を話したら、タクシー会社にクレームの電話を掛けてくれました。
最悪タクシー会社で、電話の態度も最悪だったとか・・・
レセプション嬢「そういう場合、ここまで乗ってきて、お金をすぐに払わずに、レセプションに駆け込んで下さい!」との事。
しかし、出られない場合、どうしろと言うのか?無理だと思いました。

「命の10ドル」と、いつも主人が言っていたのを思い出しました。
へたにゴネるよりもお金で解決した方が、良い場合がありますね。
今回は、高い勉強料だと思って支払いました。


注意していても、ハノイはまだまだ「治安が悪い」ですね。




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現在はどうでしょう?

あの時は、怖かったです。
知らないタクシーには絶対に乗らない…とは言え、外国での生活である種の「慣れ」がこんな経験をさせてくれたと思います。

以後、海外へ行く時「命の10ドル」はいつでも支払える様に、準備はします。

命あっての人生。

生きてて良かったと思った、出来事でした。


*ハノイの路地裏
自転車いっぱいに花を積んでいる「花売り」のおばちゃん。