訪問ありがとうございます。


気が付くと、かなり日が開いてしまいました。


もう2月ですね。


私は、


退院してから、約半年が経ちました。



入院生活の事を思い出すと、


本当に貴重な体験をしたなぁ


と思えるようになってきました。



手術直後のことを話しますと、


原因は取り除いたものの、


初めのダメージで、


相変わらず、


強い痛みが残り、


左半身が動かないので、


リハビリ生活は本格的に再開しました。


今までは、ベッドサイドで行っていましたが、


リハビリ室に行って、


リハビリをするようになりました。



この職種についてから


リハビリ室にいる時間は長くても


患者の立場でリハビリを受けることは


初めてです。


新たな感情でした。



ありがたいことに、


担当して頂いた理学療法士の先生が


かなり頼りにできる方だったので、


「この先生についていく!」


という気持ちでしたし、


リハ室に同業者の友達もいたので、


リハビリ自体は


楽しみにしている自分もいました。



ただ、


だんだん


入院生活も長くなると、


リハビリ以外の生活をどう過ごそうか。


という課題も出てきます。



思うように身体が動かない分、


活動範囲は限られますし、


個室であっても、


隣の患者さんの喚き声が聞こえるだけで、


イライラするし、


テレビを見ても、


高いヒールの靴を履いている人や


左手を挙げている人を見ると


羨ましくなるし、


夜は寝付きにくいし、


身体のいろんなところが痛いし、


心のない人の発言にも腹が立ってくるし、


私の精神状態は


不安定極まりない時期もありました。



けど、


そんなことがある中で、


私のイライラが爆発する前に


対応してくれる看護師や、


私の機嫌をいち早く察知してくれる家族、


本当に心配してくれて、


オイルマッサージをしてくれたり、


私の妄想話に付き合ってくれる


命の恩人のありがたみが


本当に心に染みました。



人間極致に立った時、


本性が見えるということは


このことなんやと実感致しました。



この時の私は、


人を思いやる余裕もなく、


自由に思いのままに生きていたと思います。



いち早くここから抜け出したい思いと、


思うようについていかない自分の身体との


バランスがかけ離れていることも


実感できました。



でも、


いつまでも


そんな事ばかり言っても仕方ないので、


命を救ってくれた病院には感謝して、


本当に歩いて退院できるようになるまで


自分が頑張るしかないと心に決めました。


そして、


リハビリ以外でも


自分の心と身体にいいことをやっていくことにしました。


恋愛漫画を読んだり、


病院内の雑貨屋さんや売店に


買い物に行きまくったり、


パズルをしたり、


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絵を仕上げたり、


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彼氏ができたら行ってみたいことを書き出したり。笑



そんな中、


タイムリーで


最高に勇気と希望を与えてくれたのが、


甲子園野球。


(特に、県内予選決勝戦は最高だった!)


と、


姪っ子誕生!

大きなお腹を抱え、来てくれていた姉が無事出産。


外出して、ちっちゃな姪っ子見に行ったとき、


必死に生きてる姿が、


おばちゃんも頑張る!!


と思わせてくれました。



年下の子達に刺激を受け、


生きる励みとなりました。



そんなこんなで、


絶対退院して、


また通常生活に戻って、


食べたいものを食べ、


着たいものを着て、


行きたいところに行き、


会いたい人に会いたいという目標があったので、


入院生活も頑張ることができました。



頼れる先生を信じて、


ついていったお蔭で、


歩けるようになり、


杖や手すりを使いながら、


階段昇降が可能になりました。


そして、


お陰様で、


2か月半で退院することができました。



退院後の生活では、


完全復活するために、


仕事を辞め、


実家でのんびり過ごし、


家事もできるようになりました。



少しずつではありますが、


目標を達する毎に、


自信も出てきて、


みんなに支えられながら、生きています。




退院してから、


半年がたった今、


術部の画像を撮ると、


順調に回復していることもわかりました。


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左側の痛みや違和感はまだありますが、


痛みの度合いは、


入院当初に比べると格段に減っています。



そして、


最近、思うことは、


私が、


この経験をせず、


そのまま理学療法士として働いていたら、


本当に患者さんの気持ちもわからず、


一方的な対応をしていたんじゃないかということ。


患者さん一人一人を見るのではなく、


上から言われたことを


やりこなす人生を送っていたんじゃないかと思うと


怖くなります。




きっと、神様が、


「上司の視線を気にするばかりではなく、


相手の気持ちを知り、できる限りのことをやりなさい!」


と言って、


強くなるために与えてくれてた


試練なのかなとも思います。




だから、


この出来事は私にとって、


必然的に起こったものなんだなと思えるようになりました。



「全ては必然」


よく聞く言葉は、本当にそうなのかもしれません。







最後まで、読んで下さり、本当にありがとうございましたm(_ _)m