キーンコーン カーンコーン
「はぁ~もう下校の時間かぁ……。なんかお腹へっちゃたなぁ~」
「でもまだテストの採点終わらないし、明日の授業の用意もあるし……」
「わかってたけど、教師って大変なのねぇ……」
「あ、そういえば近くにコンビニができたのよね」
グゥ~。
「よし、ちょっぴり行ってみよっと♪」
× × ×
「らっひゃいまへ~」
「望美ちゃん!? ここでなにやってるの!?」
「なに? なにとは、なに?」
「えーと、アルバイトしてるの?」
「ん(コクリ」
「真奈のてつだい。働くものだけ食うべし」
「そっかぁ、ふたりともエライのねぇ」
「居候はつらい。泉はなに?」
「私はまだ仕事が終わらなくて、ちょっと小腹にいれよっかなぁ、なんて」
「おでーん。」
「おでんでんででん。」
「じゃ、じゃあ、おでん……に、しようかな」
「よかろ (コクリ)」
「自分で好きなもの入れるのよね」
「ん(コクリ)」
「じゃあえーと……」
「ちくわぶがオススメ」
「あぁ、味が染みて美味しそうね」
「あと、はんぺん」
「柔らかくていいわよね、よし買っちゃおう」
「ソーセージ、ソーセージも」
「あ、つみれも買っちゃおうかな」
「ソーセージ……」
「え? 何か言った?」
「……つみれは却下」
「そうなの?」
「ん」
「あと肉まん」
「でも夕飯前に食べ過ぎると太っちゃうから……」
「どうして? おっきなの2個も持ってるから?」
「じゃあ、肉まんも……」
「は……はぁ~い」
ウィーガシャ チャリーンッ ガチャガチャ。
「わー、望美ちゃん、レジ打つの早いのねー」
「じゃ、いただきまーす(あむっ)」
「ごちそーさまでしたー」
「わー、望美ちゃん、食べるのも早いのねー……」
「ん。」
「……え?」