望美「咲」


咲「?」


望美「ヘイ、パス」


咲「っと! い、いきなり湯たんぽ投げるなよ」


望美「空っぽだからもーまんたい。もーまんたいってもう死語?」


咲「……久しぶりに聞いたのは確かだな。で、なんで湯たんぽ?」


望美「今ニュースで低温やけどに気をつけろって言ってた」


咲「ああ、寝てる間にずっと触れてちゃダメっていうのだろ? 寝る直前まで布団の中に入れておけばいいんだよ」


望美「……それだと布団に入った時からツンドラ一直線。困る」


咲「水ぶくれとか低温やけどの方がもっと困るじゃないか。おまえの場合、下半身そのまんまあたるし……」


望美「むぅ。わかった。解決策。『咲たんぽ』」


咲「意味がわからん」


望美「毎晩、咲を抱っこして寝る。ツンデレ一直線。『咲たんぽ』うまー。今夜は記念にきりたんぽ。うま、うま」


咲「承知もしてないのに勝手に連想を広げるんじゃないッ」


望美「……うま」


秋 史恭@脚本(*´Д`)