こんばんは!
今日は、蓮田白岡衛生組合議会の視察に参加し、千葉県銚子市にあるガラスリソーシング(株)に行ってきました
コロナの影響で3年ぶりの視察となりましたが、蓮田市・白岡市から出る"ガラス瓶の再資源化を行なっている施設"ということで、私たちの出した廃棄物がどのような工程を経て生まれ変わるのか、非常に興味深く拝見させていただきました。
会社の正面入口では、積極的にSDGsに取り組んでいることがわかる看板が掲げられており、お話を聞く中で社会貢献への意識の高さに驚きました。
ガラスリソーシング(株)は、平成10年3月に創業し、現在では一日あたり400トン、年間12万トンの廃ガラスを処理しているそうで、「もともと透明な瓶はリサイクルできたが、色付きの瓶は処理が難しくリサイクルしている会社がなかった。持続可能な方法でインフラ整備を行った。」と伺いました。
なお、蓮田白岡衛生組合から出される廃ガラスについては、年間約700トン処理されているそうです
お話を伺った後は、実際の工程を見させていただきました
私たちが普段出しているガラス類は、以下の流れで再資源化されます。
埼玉県内の委託事業者に搬入
委託事業者により選別処理
ガラスリソーシング(株)に運搬
再資源化
再資源化されたリサイクルガラス造粒砂"サンドウェーブG"がコチラになります
ガラス特有の鋭利な角をなくすことで安全に使用でき、透水性が良いのが特徴とのことで、軟弱地盤改良工事(サンドマット)や、ヒートアイランド対策・防草対策・液状化防止対策を目的とした様々な用途に使われています
その後、施設内にある非常用備蓄倉庫"蔵"も見せていただきました
蔵の中には"400名が30日間生活できる備蓄"が確保されており、驚くことにこれらの備蓄品は行政ではなく企業として購入・備蓄しているそうで、避難できるスペースもあるそうです
なお、これらは社員の方のための備蓄ではなく、市民の方々のための物とのことで、このような企業が市内にあることは行政として非常に頼もしいと感じました。
他にも敷地内には、銚子を360度一望できる危機管理棟もあり、海岸に押し寄せる津波の状況や市街地の被災状況が素早く把握できるようになっており、銚子警察署とも協定を結んでいるそうです!
本当に社会貢献・地域貢献の意識の高さが随所に感じられる企業でした
最後に、お話を伺う中で印象的だったのですが、「街中にあるリサイクルBOX(自動販売機の横などにあるもの)はゴミ箱ではありません。中には3割〜4割のごみが入っています。そこに入れられたペットボトルやガラス類が再資源化されるため、タバコの吸い殻が入ればリサイクルできませんし、弁当のゴミなどは手選別が必要になります。」とのことでした。
このような事業に取り組んでおられる方を多くの方々に知っていただき、社会全体で持続可能な社会を目指していきたいですね
本日は、貴重なお時間をありがとうございました!
✳︎3年前(2019年)の視察の内容もよろしければご覧ください
●2019年10月 蓮田白岡衛生組合視察
(ペットボトルのリサイクルに関する視察)
●2019年11月 蓮田白岡衛生組合視察
(災害ごみに関する視察)
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