今、音楽を聴いていて、しみじみと人間の営みに敬意を表したい衝動に駆られます。
せつなさや歓びからあらゆる感情を、『音』で表現し、しかも人種や国家や言葉を越えて、ダイレクトに心に鳴り響くのですから。
感性を『音』に移し替える作業を、貧困と空腹と、将来の悲観的な現実と悪魔の囁きにめげず、成し遂げられた名曲の数々に胸が熱くなります。

やはり、人間は偉大な生物だと思います。
ひとりの偉大な作曲家は偉大だけれど、その作曲家の音楽が 偉大であると多くの平凡な人びとの認めるところとなり、それが一つの文化の流れとなり、世界的規模で支持されて今日を迎えていることの驚きです。

音楽を聴きながら、ほんとうのものは伝えて行くという『人類全体の暗黙の意志』を感じない訳にはいきません。

それにしても、文章はまだるっこしい。
口下手ならぬ、書き下手故でしょうか?