5月の絵本のテーマは、童話作家の『安房直子』さんにしたいと思います。
以前、このブログでも『二人の直子さん』で書いた『きつねの窓』の直子さんです。

私が安房さんの本が好きで、以前にお話ししました中野区新井薬師前の『淡海書店』で探していた時に、安藤さんの奥様(何時も安藤さんは奥様を『お姉さん』と呼んでいました。)が安房さんの大ファンで、あっても売りませんと言われたのを懐かしく思い出します。
(そりゃそうだよね。ボクダッテイヤダモノ……。
しかし、決定的に違うのは、ボクは買う人で、奥様は古書店のご主人(売る人)の奥様です。
私はガッカリした反面、本屋さんが売りたくないほどの『作家』なのだ、と自分の目に狂いがないことに満足した次第です。
後年、日本女子大卒の部下(駅長は随分とサラリーマンをしてました。)に安房さんを先輩として知っていますか?と訊ねたところ知らないと言うので、(嘆かわしいと顔に出しては言わなかったけれど)『きつねの窓』を貸し、読後感を聞き出しました。

今、ミルキーステーションの月々のテーマでその安房さんを振り返って、また、感傷に浸りたいと思います。