ヤハリ、やっぱし、案の定の失敗でした。
昨日、スーツ姿の若い女性がニコニコ笑顔でミルキーステーションにいらっしゃいました。不二家のポコペコではありません。
ズバリ『営業』と『見ぬいた』駅長は、「いらっしゃいませ……、?。」と蚊の啼くような(蚊は啼くのかや?)声で応対してしまいました。(だって、お客様でなかったら恥ずかしいでしょう……?)
予想に反して、営業の方ではなく、お客様でした。間違ってしまいました。
『営業』と見抜いた私がいけません。
でも、しかし、往生際が悪いけれど、弁解染みているけれど、だってですね、ミルキーステーションに昼間いらっしゃるお客様は、着流し(?)の、普段着の、買い物帰りの、方々で、タマにスーツ姿の男性がワンピースの『チョッパー』風に顔をだすと、決まってエ~ギョーマンなんです。
だから、正装のお客様に元気良く
「いらっしゃいませ!」
と言った途端にお客様でないことが解り、さっきの『元気』のやり場に困惑することがしばしばなんです。
で、つい用心深くなってしまいます。
そして、昨日、やっちゃいました。
ところが、良い人は良い人ですね。(伊豆の踊り子より)
こちらの精神を知ってか(知るわけないですよね。)知らぬか、涼しげな声で
「ホットの、ミルクティー」とのご注文です。
ところが、私『駅長』はまたもや焦ってしまいました。
ホット=コーヒーでと右脳が受けた途端に、ミルクティー(……??)と左脳の反撃に合い、さっきの失敗に引き続いて焦ってしまいました。やっぱミルクティーの温かいのを所望されていると結論し、下手な質問は差し控えました。
良かったです。
ミルクティーのホットでした。『駅長』はホットしました。
帰り際に少しお話ししました。
『星の王子さま』が大変好きだとのことでした。
毎月テーマを替えていること、来月は『永田萌』さんにしようかなどと……。

お客様の数は多くはありませんが、このミルキーステーションの雰囲気と絵本と音楽を好んで来てくださる方々にお会い出来て、嬉しい限りです。

(ミルキーステーション駅長より)