息子が一歳になるかならない頃(11年前)、百観音(東京都中野区沼袋の明治寺)の入り口隣の煙草屋さんで毎週ケントの1ミリグラム10個入りをワンカートン買うのが習慣でした。
しかし、1週間モタナイ時の方が多く、ベビーカーに息子を乗せて煙草を買いに行くと、お店のご主人が、煙草を吸わない方が良いよと、禁煙を勧めるのです。煙草販売店のご主人が禁煙の勧めです。私が笑うと、ご主人も笑います。
ほんとに優しい人です。しかし、私は煙草をやめる気にはなれませんでした。 美濃部スマイルで有名な元東京都知事は1日80本のヘビースモーカーでした。
 大体仕事のできる人は、ヘビーに決まっている。(全ての喫煙者が優秀かどうかはこの場合、問わない。)
 精神を病むか、緩慢なる自殺を選ぶか……?。(かっこつけたり……、?。) 

その昔、3年間禁煙したことがあります。理由、煙草税の値上げが原因です。国政をなんだかんだと批判しても、禁煙すら出来ない脆弱な精神を鍛え直すために、です。(ほんとは、経済的理由です。)
3年間禁煙して、もはや、煙草の『タ』の字も忘れかけた時、その時、歴史は動いた、のです。
数日前のブログに『予知』として、伊豆大島三原山の噴火に遭遇したことを書きました。
大噴火の時に、私が上司に進言したことは、2年ほど前の三宅島の噴火時のことです。職員を一度自宅に帰し、職員自身の心配事をなくした上で防災の職務に当たらせたということです。職員は自宅の心配をせずに、防災の職務に専念出来たという記事を思い出したからです。
我々も一旦宿舎に戻り、再集合しました。
もう一つ私がしたことは、自販機で煙草を2つ買ったことです。先日、名前が変わった『マイルドセブン』です。
これを煙草を吸わない人にも配り、吸ってもらったのです。(当然、私も吸いました。)
落ち着くには喫煙に限りますからね。
よって、3年間の禁煙は、ここに終わりました。
そして、避難生活中も煙草を吸い続けました。
煙草をやめることは、『噴火』の記憶が薄れてしまうような気がしていたからです。
また、健康的な生活を送っていたにせよ、いつ災害や事故に巻き込まれ、人生の最後を迎えるやも知れない……。
こうして2度目の喫煙が始まってしまったのです。
『三原山(御神火)の噴火は終息したけど、こっちの噴火が始まってしまいました。』などと言いつつスパスパスパシーボと。