2013.4.7 ETAさいたまスーパーアリーナ公演1 | 「赤飯のノゾム世界」Powered by Ameba

2013.4.7 ETAさいたまスーパーアリーナ公演1

2013.4.7ETA
自分が絡んだセットリストを
歌った順に。

calc.
パンチラドランカー
吉原ラメント
plot
過食性:アイドル症候群
Bad ∞ End ∞ Night
Crazy ∞ nighT
Twilight ∞ nighT
いーあるふぁんくらぶ
またあした

昨年に引き続き
2回目のたまアリ もとい さすりーな。

ほんとにいろいろありました。

今回のライブで自分が思ったことやら
感じたことを中心に
裏話や苦労話とかを交えつつ
つらつら書いていきます。



今回のETA。自分にとっては
「挑戦」の意味合いが大きかったです。

まず多くの人が気になったと思います。

自分の武器である暴れ曲が
セトリに一曲もなかったこと。
最初正直驚いたし どういうことだ って
本気で思いました。
実際それを楽しみにしてくれていた人には
すごく物足りなかったに違いないです。
ごめんなさい。

得意な武器無しで挑むライブのプレッシャーは
相当なものでした。



「暴れ曲無しでも人を満足させられるライブが
出来ないんじゃ 歌をやる人間としてどうなの」

っていうイベントを統括しているスタッフさんからの
ケンカを真っ向から買いました。実は。



「気持ちが伝わる歌って何だ」

それが今回の自分の挑戦でした。



昨年は自分の得意な骸で
火柱なんかもあがっちゃって
ぶわーっといきなりかませたけど
今年は復活直後のジミーサムPさん
(実際はジミーちゃんって呼んでる)
と一緒にcalc.を自分の一曲目として
やるということになって
すごくプレッシャーがありました。

しょぼい歌をうたってジミーちゃんに
恥かかせられないし
自分のイメージにない曲がどういう風に
目の前の人たちに映るのか…


最初calc.をやると決まったとき
キーも合わせてもらえるし
メロディライン的にも
難易度がめちゃくちゃ高いわけでもないので
特に問題なく歌えるだろうと
あまり心配せずにリハ1発目を迎えました。

でも蓋を開けてみたらば
もうボロボロ。全然歌えない。

単純に1月に首の筋肉を傷つけた辺りから
ずっと不調を引きずっていたことも
原因として挙げられるでしょうが
とにかく歌に気持ちが乗せられない。


このときスタッフさんに言われました。

「1月以降いまいち歌がノってない。
 声も気持ちも。」

ショックでした。
自分でも何となく気付いていたというか
ガッツリ来る感じがないとは
思っていたものの
やっぱりそうだったのかと。

めちゃくちゃ追い込まれました。

歌しかない自分が歌えなかったら
もう死んでるのと同じだ

って本気で思っているので。

それがきっかけで改めて
歌がよかったときとそうじゃない今では
発声も含め一体何が違うのかって
すごい勢いで考えて 調べ始めました。

あーでもない こーでもない
といろいろ試しまくって
ふとしたときに

あ…こういうことか?

って気付けた瞬間があったんですね。

次からのリハではその成果が
少しずつ出てきました。
声も気持ちも前に出るようになり
スタッフさんにも認められ
徐々によくなっていきました。

リハが初対面だったジミーちゃんとも
曲を通して距離が縮まったことが
すごく嬉しくて
やっぱり音楽っていいなって
しみじみ感じたり…。



calc.は曲調自体は
すごく明るいし爽やかだけど
実際はめちゃくちゃ苦しい曲だと
思っています。

明るく振る舞うけど
どこか空元気で
本当は心の奥底に
どうしようもなく
つっかえているものがある

吐き出したいのに
吐き出せない


自分の場合 歌っている内に
特にジミーちゃんの
ギターソロ以降のパートで
その思いが強く
出てくるようになりました。

本番でそれがみんなに
伝わっていたならうれしいです。


2に続く。