例えば、人事異動の季節、夫が会社で昇進できるかどうかという状況にあるとする。
そこに、スピリチュアルにはまっている妻がこう言う。
「今度の日曜に○○神社にお参りに行きましょう」
○○神社は近頃パワースポットと言われるようになっており、今度の日曜は出かける方角としても○○神社方面は良いとのことだ。
ここで妻に言われたとおり○○神社にお参りに行った場合、妻に反していかなかった場合、そして夫が実際に昇進した場合、残念ながら昇進せず現在のポジションに留まった場合、のスピリチュアル妻の理論はこうなる。
①お参りに行き、昇進した場合
「○○神社にお参りに行って良かったじゃない。おかげで昇進できたんだから」
②お参りに行ったが、昇進せず現在のポジションに留まった場合
「昇進できなかったのは残念だけど、○○神社にお参りに行ったおかげで降格にならなかったんだから良かったじゃない」
③お参りに行かなかったが、昇進した場合
「○○神社にお参りに行っていれば、もっと上に行けただろうし、給料ももっと上がったんだわ」
④お参りに行かず、昇進せず現在のポジションに留まった場合
「だからあの時○○神社に行っておけばよかったのよ！行かなかったから昇進できなかったのよ、まったくあなたって人は！」
こう考えると、お参りに行かなければ何を言われるかわからないし、お参りに行ったとしてもそれは夫の努力ではなく、神社にお参りしたから、さらに言えばお参りを進めた妻のおかげということになってしまう。
ここであることに気付かないだろうか。
この論理展開、実はスピリチュアル妻に限ったものではないということを。
実は似たような論理展開を、スピリチュアルでない妻もしている。
さらには、会社の上司や経営者のなかにも、部下や社員に対して同じ理論展開をする人が結構いるのではないかと思う。
そう、実はスピリチュアル妻といっても何も特別な対策が必要なのではなく、一般的な困った妻、困った上司などへの対応策でかなりいいところまでいけるはずなのだ。
スピリチュアル妻対策は実は特別なものではない。
まずはそこから考えていこう。
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『スピリチュアル妻対策講座』意見交換ランチ会
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以下に挙げるような状況にある男性
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・奥様が伊勢や出雲、箱根に頻繁に行くようになった
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