昨夜のNHKニュースをみて思いました。
山崎さんが宇宙へ行きましたよね。それをみて応援する山崎さんの母校の後輩達がみな誇らしげで嬉しそうで素敵だな、と思いました。
でも僕はちょっと嫌な連想もしてしまったんです。
大きな画面に映し出されるシャトルの生映像を見て、何人かの人が旗をふっていて僕は、学徒出陣の映像を思い出してしまったんです。
偉業を成し遂げた人をたたえるのはいいけど、ことさら日本人がやりました!的な事強調されると僕はひきます。アナウンサーが、日本人同士が宇宙で対面するのは初めての事です!って言ってたけどあんまり意味を感じないのは僕だけでしょうか?ヨーロッパでは国境という概念を飛び越えようという認識すらあるのに…と少し悲しい感じもしました。
だから計画が成功した事を喜ぶだけでいいんじゃないかな?って思ったんです。
以前イエローモンキーズの歌詞で、飛行機の墜落のニュースで日本人は乗ってなかったって事ばかり言いやがって、みたいな内容を彼等が歌ったら、ある偉い大人が、報道にはその国の人の必要としている情報を伝える役目があるんだ、と彼等をたしなめた、という事がありました。しかし画面から伝えられる空騒ぎ的映像を見て、今回はあの歌詞の言わんとしているメッセージがハマる、とも思っちゃいました。
宇宙のニュースにつづいて
現在、日本人の20人に一人が生活保護を受けている、というニュースがありました。宇宙の次のニュースがコレ。この並びが現代を象徴してると思った人、きっと多いのではないでしょうか?
宇宙に行く日本人
ご飯も食べられない日本人
非常に複雑な思いがしました。
格差というと経済 に目がいきますが、経済格差を生み出しているのは結局人間の意識ですよね。
イチローや石川遼のように世界的に活躍する日本人。しかし、貧困などの理由で我が子を殺してしまうのも同じ日本人です。この落差はどうして生まれるのでしょう?
我が子をてにかけるなんて人間じゃない、っていうのは簡単です。政府が悪いっていうのも誰にでも言えると思います。
じゃあ一体どうすりゃいいの?と聞かれても、
う~ん悔しいかな答えられません(泣)
僕は歌を作っています。恋愛の歌もいいし、結局売れるのは男女の恋の歌、かもしれません。しかし時には、自分は何のために生きてるんだろう?とか、人間は弱いしズルい、でも誰もが本気で幸せになりたいんだよ!みたいな内容を大人の人も恥ずかしくなく歌える曲があってもいい、というかあるべきだ!と特に最近の僕は考えています。
時々ライブでやる、さくらんぼ、という歌があるんですが、その内容もまさにそれです。もう少し沢山の人に聴いて欲しいなぁ、と考えています。ぜひレコーディングしたいです!
また、去年インディーズで活動している歌手の方にかいた曲もそういった内容です。レコーディング
をするそうなので、できたらまたここで紹介させてもらいます。
今年の桜もキレイです。桜を題材にした歌っていっぱいありますよね。僕も作ってみようと思います。僕なりの思いを込めて作ろうと思います。ただ美しいというだけではない桜の歌。完成したらぜひ聴いてくださいね。来年の桜の季節を目標にじっくり大切に考えぬいてかいてみようと思います。