ラスト2kmで、サブ4まで残り1238秒。

いよいよここまで来た。

あと2km12分持ちこたえてくれと願う。

スタミナは十分回復している。

ペースも順調に上がっていく。

いけるぞと思った時、左ふくらはぎがつって、前に崩れそうになる。

つま先の方に力を入れて堪えようとしたが、今度はすねの方もつる。

もはや体勢を立て直せなくなったが、何とか肩を入れて地面との衝撃を逃がす。

仰向けになったその視界には筋状の雲が幾重にも重なって広がっていた。

それはまるで物語の終焉を告げるカーテンの様だった。

ここまできて終わるわけにはいかないと立ち上がろうとするが、左脚に力が入らず起き上がれない。

ふっと体が軽くなる。

交通誘導のスタッフのおじさんに抱え上げられていた。

スタッフの黄緑のブレーカーにしがみつくように起き上がる。

お礼を述べて走り出そうとしたが、脚が動かずにまた前に崩れかかる。

今度は転ぶ前に支えてもらったので、転倒は免れた。

肩を借りるような形で数歩前進するが、どうやら走ることはできないようだ。

おじさんに再度お礼を言い、ストレッチをして歩き出す。

何とか歩くので精一杯でした。

土壇場の祈りは届かず。

 

よろよろ歩き続け、残り1kmの表示に辿り着いたときに、時計の表示は4時間を過ぎました。

目標の達成できなくなりましたが、少しでも早くゴールするために走り出す。

左脚を庇って右脚が頑張る。

犬の足運びのような走り方だなぁ。

海岸線から競技場に向かう交差点。

ついに右のふくらはぎもつる。

ストレッチをして何とかリカバリー。

競技場入り口まで歩く。

 

最後、競技場内は走ってゴールしたいが、それすらも難しい状況か。

トラックを走るが、両ふくらはぎがつりそうだ。

声援は聞こえるが、それらを向く余裕もない。

最後の直線。脚が止まりそうになる。

左ふくらはぎをつったが、右脚を中心に跳ねるようにゴールをし、そのまま崩れ落ちる。

 

記録は4時間749秒。(5’53”/kmのペース)

部門別順位 65/146人中。

 

今回のレースは肉離れの影響で走れない期間があり、

終始脚をケアしながら走らなければならなくて厳しい条件でした。

反省点は多いですが、

最初から最後まで目標のサブ4に挑みながら走り続けられて良かったと思います。