続きです。

 

大学病院ではやっと診断がおりる

 

何かがはっきりする

 

その不安とドキドキ感と早くしてほしいというよくわからない気持ちでした。

 

自分の中では「ガン」と診断されても

しょうがない。受け止める気持ちはできていました。

 

しかしいくらたっても呼ばれない。

 

状況を聞くと紹介状を郵送するのを前の眼科が忘れていたようで・・

今連絡を取っているとのこと・・

 

9時に予約していたけれど

検査が始まったのは13時ごろ

 

座りきれないほどいた患者さんが

ほとんど帰っていました。

 

ちょっと疲れてドキドキ感は何処へやら

また同じ?検査だったこともあって

おそらく今日診断は出ないのだと思いました。

 

その予想はあたり

「ここでも何かはわかりません。また何かわかってもここでは治療できません。」

 

モヤモヤは解消されず、さらに不安に。

そして予想はきっと当たっているのだろうとこの時点で思いました。

 

どこの病院でも診断をはぐらかすのは、

本当に何かわからないのか、

 

「ガン」だろうとみんな思っているのに言わないのか

 

今思うと、宮崎の病院も大学病院もきっと「ガン」と確定できないだけで、

そう思っていたのだろう。

 

紹介先は、九州大学に勧められるが、地元が京都なので関西圏でいい病院はないかと聞きました。

 

探してもらい関西医科大学に紹介状を書いてもらいました。

 

いつ診断されるのか・・早く診断してくれ。

早く治療できるなら治療したい!!

 

本当に何かわからず

 

何もできないのは辛い

 

本当に不安しかなく、自分ではどうしようもできない状態でした。

 

一週間後には、関西医科大学に向かいました。

 

どの病院でも検査の内容は同じだと

 

いろんな病院に行って思いました。

 

何回瞳孔ひらけば良いのだと笑

 

あの目薬は本当に1日眩しい・・

 

また診断されないのでは。。

と諦めていたら。

 

診察で

「おそらくガンだと思う。でも確定はできない。眼球を取って腫瘍を調べないとわからないから。」

「他の検査をしてその他の病気の可能性を無くして確定していくしかない」

「治療は放射線か眼球の摘出になる」

「眼球の摘出はここでできるけど、放射線はできない。東京の方できる病院があったと思う。」

「早めに治療の方法を選んでください」

 

と言われました。

診断ではないけれど、

初めて「ガン」だろうと言われて、

 

そうだろうと思っていたけど、

いざ言われるととてつもない気持ちになりました。

 

落ち込む?とは違う、心がぎゅうっと小さくなるような、掴まれているような。

 

涙は出ない。

 

心の準備ができているようでできていなかった状態。

 

「治療方針を決めてください」

と言われても、何も選ぶ材料がない・・

 

どうやって決めるの?

 

放射線か眼球摘出か

 

どんなデメリットがあるの?

 

放射線ってどんな治療なの?

 

わからないことだらけで、少し戸惑っていました。

 

診察が終わって、家族に電話。

これまで親には、目の視界がかけていて眼科に行っていると伝えており

ガンの可能性は伏せていました。

 

初めて伝えた時

親も泣きそうでしたが

「もっと調べてもらって決めないとね」

前向きに堪えてくれました。

 

自分もなんとか涙を堪え。

 

親とも帰ってから相談して

放射線の治療もできる場所は

ネットで調べ、国立ガン研究センターだと思い

そこでも診察してもらうことに決めました。

 

そこでやっと診断(確定ではないが99%)と治療方針や

そのメリットやデメリットを説明してもらいました。

 

約1ヶ月。

 

早いのか遅いのか。

 

本当にもやもやしていました。

 

長かったですが、これが診断がおりるまでの話です。

 

これが役に立つ情報かはわかりませんが、記しておきます。