引き続き、宮城県での都市環境委員会の行政視察について掲載いたします。


【2日目編】


視察先は石巻市、テーマは「区間整理事業」「防災集団移転推進事業」「復興公営住宅」について。


当市を訪れて最初に感じたことは、ショッピングセンターのような庁舎の外観でした。


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受付の方にお聞きすれば、「デパートを庁舎に改装した。」との事。


1階には店舗が立ち並び、「住民票・印鑑証明の自動交付機」が設置され、立体駐車場と一体化された《全天候型》の庁舎でした。


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これは、私が《第1の利便性》として和泉市の新庁舎に強く求めている《傘の要らない市役所》を正に実現されており、非常に魅力的でした。


また、「自動交付機」については、駐車場や車の動線次第では、こちらも市に提案している《ドライブスルー手続き》のヒントに繋がるような気がしました。


では、本題に戻りますが、前述の3つのテーマについての座学の後、「新門脇地区土地区画整理事業」の現地視察を行いました。


座学では、被災住民との関わり方や復興事業の複雑・困難さ、市職員の被災や全国からの職員派遣状況等について話されました。


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また、職員については、本市から建築技術職1名を派遣したことに対して御礼を述べていただきました。


現地視察では、区画整理によって道路が整備されたり、復興住宅が建設されたりしていましたが、震災から6年が経過した今もなお、津波で流された建物の基礎のみが残っている状況や火災に遭った小学校など《震災の傷跡》を目の当たりにし、まだまだ長い道のりであることを痛感しました。


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南海トラフ地震の向こう30年間の発生確率が70%ともいわれる中、《当たり前》のように「自助」「公助」「協助」の重要性が語られることが多いですが、まずは自らが《当たり前》の備えをすることから始めておこうと思います。