この度、和泉市の職員採用試験の概要が示されました。


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試験申し込み期間は平成28年8月30日(火)~9月5日(月)、試験日は9月18日(日)です。


職種ごとの採用予定人数は、次のとおりです。

■事務職(上級)11人  ■事務職(上級・環境)1人 
■土木技術職(上級)3人 ■環境技術職(上級)1人
■電気技術職(上級)1人 ■保健師3人
■学芸員1人 ■消防職(上級)2名
■消防職(初級)2人  以上25人です。



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今回の採用試験の注目すべきは、事務職(環境)と技術職(土木・建築・電気)の一次試験において、【基礎的な知識教養による能力適性検査】が導入されたことです。


これについては、市が≪公務員試験用の準備をしていない方でも受験しやすい内容です≫と示しています。


私は、平成25年12月定例会の一般質問において、【職員採用試験における適性検査~SPIの導入について~】というテーマで提案・要望をしていました。


内容としましては、次のとおりです。
■現状の試験問題では、公務員試験対策の専門的な勉強が必要となる。
■公務員志望だけの受験者ばかりが増え、幅広い人材を確保できない。
■「SPI」のように、実社会で必要な知識や能力、組織適応性を見極める試験を導入すべき。
■民間企業の採用試験と公務員試験の両方を受験でき、多様な人材を確保できる。


現在、公務員を志望される方は、専門的知識を取得するために公務員試験の専門学校に通う方がたくさんいます。


また、民間企業を受験しない方が多く、万が一、不合格となれば、既にその時期には民間の就職活動の時期が過ぎてしまっていることがあり、その結果、就職ができず、≪公務員浪人≫を生むことにも繋がっています。


これらのことを解消するため、先に述べた≪民間に近い採用試験≫の提案をしたものです。


今回の能力適性検査の導入、この質問が契機となったものかどうかは分かりませんが、研究・検討を重ねてくれた職員さんに感謝をしながら、多様な人材が確保できるものと期待をしています。


今後、一定の分析をし、その成果が確認できれば、ぜひ、一般事務職にも導入してほしいものです。


なお、受験資格や給与など詳細は、市のホームページをご覧ください。


また、当試験に先立ち、『職員採用説明会』が8月14日(日)和泉シティプラザにおいて開催されます。


興味のある方は、ぜひご参加ください(要:事前予約)。