7月15日(金)、国道480号≪鍋谷峠道路≫のトンネル貫通式が行われました。


1



2


国道480号とは、大阪府泉大津市の国道26号を起点として、和歌山県有田市の国道42号に至る幹線道路です。




5



4

そのうち、≪鍋谷峠道路≫とは、府県境(和泉市父鬼町と和歌山県伊都郡かつらぎ町)をまたぐ延長4.1kmの区間のことをいい、大阪府では「父鬼バイパス」、和歌山県では「平道路」として整備が行われています。




3

これらの区間は、地形条件が厳しく、整備に高度な技術を要することから、平成20年度より国土交通省が事業を推進しており、平成28年度開通を目指して整備工事が進められています。


この道路の整備には、4つの効果が期待されています。


【効果その①】
「安定的な交通機能の確保」
豪雨時の土砂崩れや冬の降雪時のチェーン規制など、通行の不安定要素を解消し、トンネル整備によって風雪の影響が受けにくくなります。

【効果その②】
「安全で走りやすい道路への改善」
見通しの悪い急カーブや、車のすれ違いが困難な箇所が多く、交通事故が多いため、トンネルによる直線的通行が可能になります。

【効果その③】
「救急搬送の支援」
和歌山県かつらぎ町から大阪府の第三次救急医療施設(近畿大学付属医学部病院)への搬送時間が約15分短縮され、救命率の向上が期待されます。

【効果その④】
「かつらぎ町・和泉市の効率的発展への支援」
友好姉妹都市提携を結んでいる両都市間の所要時間が約22分短縮し、農業や観光、文化交流などの発展が期待されます。



以上、4つの効果が期待されるところですが、先にも述べたように、本市とかつらぎ町は「友好姉妹都市提携」を締結しています。


そのため、両者がさらに発展できるよう、開通を見据えて去る5月24日に同僚議員の大浦議員のお取り計らいによって、森議員と共に、かつらぎ町役場を訪れました。


そこで、この道路が開通すれば、ふたつの地域で人・物が活発に行き交うことにより、雇用や物流、観光など多くの分野で効果が発揮されるものと改めて認識しました。


待ちに待った開通まで残すところわずかとなりました。


開通した暁には、想定以上の効果が生まれること、大いに期待をしています。