先日、和泉シティプラザ弥生の風ホールで行われた矢野燿大氏の講演会に参加しました。



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この企画は、南大阪地域の事業者の成長・発展支援・地域商工業の一体的な活性化を目的として、『南大阪地域振興事業』として和泉市と和泉商工会議所が主催し、(株)池田泉州銀行の後援、堺や岸和田など近隣商工会議所の共催で行われたものです。


市の担当者によると、「事前申し込みで定員の600名がオーバーした」というほどの人気ぶりでした。


同氏は、来シーズンから阪神タイガース一軍の作戦兼バッテリーコーチに就任されますが、2月にキャンプインを控えたお忙しい時期にお越しいただきました。


講演のテーマは、【野球人生から学んだチャレンジ精神】。


同氏によると、「私立の高校受験に失敗し、大学は志望していた東洋大学に不合格、東北福祉大学に入学、ドラフト会議では希望球団の読売ジャイアンツではなく中日ドラゴンズに入団、その後、阪神タイガースへのトレード、プロ最後のシーズンは2軍を経験。」等々、自らの野球人生は、決して思うように歩んできたわけではなかったようです。


そして、≪挫折をチャレンジ精神で乗り越えて来た≫、≪人生の岐路や逆境の場面では、家族や監督など、周囲の人々の支えがあった≫ということが語られました。



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同氏の話し方は誠実さが溢れ、時折笑いを交えながらの講演はとても楽しく、1時間以上の講演は、あっという間に終わってしまいました。


聴衆からの質疑応答にも丁寧にお答えいただき、終始、同氏のお人柄の良さが伝わって来ました。


また、同氏は平成22年から、『39サンキュー矢野基金』を設立され、筋ジストロフィー患者への車いす購入費の助成や府内の児童養護施設で暮らす子どもたちへの野球大会の実施支援などを行われています。


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この日も募金箱が設置され、同氏自ら来場者に協力の依頼をされていました。


同氏のブログによると、「この講演会でご協力いただいた基金は、148,217円になりました!」とのことです。


講演の結びでは、今年度の大阪中学校軟式野球大会で361校の頂点に立った石尾中学校の部員から花束が贈呈されました。


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また、部員には矢野氏からサイン色紙やボールをいただき、彼らにとって最高のプレゼントとなりました。


エンディングでは、阪神タイガースの応援歌【六甲おろし】が大合唱され、この日の講演会は大成功裏に終わりました。