本日8月20日(木)、市議会同会派の森議員と共に、神戸市男女共同参画センター「あすてっぷKOBE」において保育研究所主催の議員セミナーに参加しました。



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テーマは、『子ども・子育て支援新制度~導入後の状況と行政の課題~』。


内容としては、同制度の基本構造や公定価格(=保育費用)、保育者の処遇改善や住民の願い、自治体における課題、など広範囲に亘るものでしたが、今年度から新制度が開始されたばかりということで、現場では試行錯誤を繰り返しているといったところでしょうか。


実際、配布された資料にも、『制度の根本の変更による諸問題の顕在化はこれから・・・』と記載されていました。



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しかしながら、資料には、全国の自治体で今、現に起こっている問題のマスコミ記事なども添付され、複雑な制度の概要が非常に分かり易くまとめられており、これらの資料を得られたことも今回の収穫でした。


子ども・子育て新制度に関しては、制度自体が様々な課題を抱えておりますが、それ以外にも多くの課題があります。


保育士不足や待機児童の解消、保育園自体の不足、複雑すぎる制度(業務)を扱う市職員の負担の増加、幼稚園職員と保育所職員の待遇差 等々。


私は、これらの課題解決もさることながら、やはり根本的な【少子化対策】が重要であると考えます。


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講義でも語られていましたが、≪少子化の原因の一つは第2子を産みづらいこと≫、とのことでした。


これには、晩婚化や第1子の出産年齢の高年齢化なども影響しているようです。


私は、昨年10月より厚生文教委員長を仰せつかっており、「子ども・子育て会議(保育部会)」や「幼児教育振興審議会」などに出席し、鶴山台第2保育園や幸幼稚園の廃園に関する議論にも加わり、保護者の生の声もお聞きしながら、時には≪苦渋の決断≫をしてきました。


和泉市の子育て環境は、決してすべて満たされているとは言えませんが、近年の政策や予算配分からは、担当部署が知恵を出しながら、子育て世帯に重きを置いた施策に取り組んでくれていることが見て取れます。


その成果もあってか、和泉市は『子育てしやすさランキング』において、全国800を数える自治体において第18位、大阪府下ではトップに選ばれています。


今後も本市では、まだまだ住宅開発が進められます。


本市にお住いになられた方々に、『来て良かった』・『選んで良かった』と言っていただけるよう、しっかりと≪子育て環境の充実≫に取り組んで参ります。