本日、和泉市障がい者団体連絡協議会(略称:市障連)の平成27年度「定期総会」が、コミュニティセンターにおいて開催されました。



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市議会厚生文教委員長としてご招待を受け、出席させていただきました。




市障連は、「和泉市身体障がい者福祉会」、「和泉市視覚障がい者福祉協会」、「和泉市聴力障がい者福祉協会」、「和泉市心身障がい児(者)手をつなぐ親の会」、「和泉市精神障がい者家族会」から構成されている組織です。


私は以前、精神科病院に勤務をしていましたので、入院・通院患者やグループホーム・ケアホームにお住いの精神疾患をお持ちの方々と日々会話をし、接していました。


また、新たな精神障がい者グループホームの開設業務を担当した際には、開設予定地の近隣住民による抵抗(地域コンフリクト)を経験しました。これについては、住民側に一定の理解を示してくださった方がおられたため、その方を中心に何度も話し合いを重ねながら、互いの妥協点を見つけて開設に至ることができました。


そして現在では、住民の不安も一定解消していただき、継続的にグループホームの運営ができています。


正直、当時は私自身、精神疾患をお持ちの方と接することに不安もありましたが、これらの経験から得たものは、【実際に接することが、一番分かり合える】ということでした。


また、家族の方からは、「障害をハンデではなく、個性だと思える社会になってほしい。」という声を聞かせていただきました。


そして現在、私は、立場を変えて議員となっていますが、つい先日の統一地方選挙におきましては、2名の聴覚障がい者が我々と同じ地方議員に当選されました(うち、1名は、テレビなどでも有名な≪筆談ホステス≫こと、斎藤里恵さんです)。


これについては、式典中、市長や議長のご挨拶でも触れられていましたが、障がいをお持ちの方の政界進出は非常に厳しいという現実がある一方で、今回の当選は、皆さまに希望を与えられた出来事だと思います。


そんな中、和泉市では、昨年度より、障がいに関する相談窓口として、『障がい者基幹相談支援センター』を開設していますが、今年度から人員の増加等を行い、更なる支援体制の拡充を図っています。


今後も、【すべての人々が、住み慣れた地域で互いに認め合いながら、共に生きることができる社会】の実現にしっかりと取り組んで参ります。