昨日で議会は閉会しましたが、本日は、午前10時より『和泉市適正就学対策審議会』、午後2時より『広報広聴委員会』が開催されました。

ここでは、『和泉市適正就学対策審議会(以下、適正審)』について、掲載いたします。


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適正審とは、小中学校児童、生徒の就学の適正化を図るべく、就学区域の再編成などに関して審議する組織です。


適正審の委員は、市議会議員や学識経験者、小中学校長、小中学校PTA会長などで、私は厚生文教委員長という立場で出席しています。


市長より、以下の2項目について諮問を受け、これらに対して適正審としての意見をまとめ、それを市長に答申するというものです。

諮問事項①
『はつが野地区において、平成29年4月に開校予定の施設一体型小中一貫校の就学区域について』


諮問事項②
『南松尾小学校・南松尾中学校の今後のあり方について』



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現在、和泉市においては、小中一貫教育を進めていますが、はつが野地区においては、住宅開発に伴って既存の小中学校が過大規模化しています。


そこで、≪小中一貫教育の推進≫や≪過大規模化の解消≫の観点から、施設一体型小中一貫校の建設を進めています。


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そして、これらに伴って決定すべくこれら2項目について審議を行うのですが、分かりやすく言いますと、新たに建設される学校の就学区域については、はつが野4丁目~6丁目を対象とすることがほぼ決定しておりますが、南松尾小学校と同中学校を区域に含むかどうか、ということです。


教育委員会からは、3つの案(①現状どおり小中学校を維持 ②小学校は維持し、中学校を新校とする ③小中学校ともに新校とする)を示しながら、南松尾校区の保護者や住民と協議を重ねています。


賛否に対する保護者の意向は個々様々ですが、やはり、遠距離通学になることへの不安や【南松尾】という名称の存続、制服に関するご意見が多いようです。


本日の会議は、おおむね現状報告という形で終了しましたが、次回からは対象地区の住民などにも参加していただき、本格的な議論が展開される予定です。


これまで、小中一貫校の建設については、議会においてもメリットやデメリットの検証など慎重審議を重ねてまいりましたが、私は、賛成の立場で進んできました。


そして、この間、南松尾小中学校の保護者の方々から様々な相談を受けていましたが、やはり、最も多かった声は、【遠距離通学=通学バス】についての要望です。


私自身、この通学バスが最重要課題であり、南松尾校区を新校の対象校区に含むこととセットである、という認識をしています。


次回以降の審議会では、これを念頭に置きながら、しっかりと議論をしてまいります。