2月19日(木) 『第2回 和泉市立病院 指定管理者評価委員会』が開催されました。


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昨年9月の第1回以来の開催となりました。


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これは、和泉市が、今年度4月1日より≪医療法人徳洲会≫を指定管理者として当院の運営を委託していますが、この指定管理者による運営状況を当委員会において評価することにより、当院の適正な管理運営の確保とサービス水準の向上につなげようとするものです。


医師や税理士などの委員によって、医療面、経営面、財務面など幅広い見地から評価が行われ、最終的には、当委員会としての評価結果が市に対して答申されるものです。


今回の委員会では、前回の委員会時と比較し、■医師や看護師を始めとする医療スタッフはほぼ横ばいとなっており、依然として厳しい状況が続いていること  ■入院患者数については、少しづつ増加し続けていること  ■外来患者については、順調に増加し続けていること  ■救急患者数については、昨年を大きく上回るほど増加していること  などが報告されました。


また、残念ながら、財務状況については、 当初の事業計画を下回る収支であることが報告されました。


このように、決して、すべての項目が順調であるとはいえない状況ですが、改善が数字にはっきりと表れている項目も多くありました。


そんな中、私個人としては、着実に軌道に乗りつつあると認識をしており、本委員会においても、当法人から、『財務の赤字部分については、徳洲会グループ全体でしっかりとサポートしていく。過去に、他の地域において赤字が続いた病院があったが、現在では、グループの基幹病院として健全に運営されている。グループの総力を挙げて、取り組んでいく。』という力強い発言がありました。


また、当法人自身が、しっかりと現状分析と対策(PDCAサイクル)をされていることが、よく分かりました。


医療法人徳洲会による運営は、たった1年足らずとまだまだ始まったばかりです。


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そして、いよいよ3年後には新しい病院が完成します。


市立病院の民間病院委託については、賛否両論や紆余曲折がありましたが、平成30年の新病院竣工に向け、和泉市と指定管理者が≪良きパートナー≫となるよう、更なる信頼関係を構築して行かなければなりません。


そして、それが市民に愛される病院となり、市民の生命と健康を守ることに繋がるはずです。