12月21日(日)、公益社団法人 自衛隊父兄会和泉地区会の忘年会に来賓としてお招きいただきました。


当会は、防衛省所管の社団法人の全国組織で、当会のパンフレットによると、『防衛意識の普及高揚や自衛隊に対する協力を通じ、自衛隊と国民の架け橋として活動している組織』とあります。


また、こどもを隊員にもつ父兄たちが、『隊員の心の支えになりたい』という親心から自然発生的に結成された組織、とも記載されており、現在の会員は約9万人で女性の会員も数多くおられるようです。



主な活動としましては、全国各地の自衛隊の見学や行事への参加、災害派遣やPKO参加隊員の激励、募集広報への協力などです。



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来賓としましては、和泉市長や府議会議員、信太山駐屯地司令などが出席されていました。


そして、来賓の御挨拶では、『国防・災害派遣といった崇高な任務遂行に敬意を表する』、『よく政治家が命を懸けるというが、自衛隊こそが真に命を懸けられている』、『自衛隊には感謝の念を抱くべきだが、そのような場面が無いに越したことはない』などが述べられました。


自衛隊に関しては、集団的自衛権や憲法改正などを巡り、様々な議論があることは事実です。


しかし、天災はいつ・どこで発生するか分からず、日本で生活する限り、いつ自衛隊のお世話になるか分からないことも事実です。


ここに、昭和32年に防衛大学第1回卒業式で当時の吉田首相が述べられた訓示を掲載させていただきます。


『君達は自衛隊在職中、決して国民から感謝されたり、歓迎されることなく自衛隊を終わるかもしれない。きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。御苦労だと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎されちやほやされる事態とは、外国から攻撃されて国家存亡の時とか、災害派遣の時とか、国民が困窮し国家が混乱に直面している時だけなのだ。言葉を言い換えれば、君達が日陰者である時のほうが、国民や日本は幸せなのだ。どうか、耐えてもらいたい。』


今後も、感謝と敬意を忘れることなく、日々過ごしていきたいと思います。