『平成25年度 決算審査特別委員会』が開催されています。


これは、平成25年度中に市において行われた事業、支出された予算について、適正か否かを審査をするものです。
10月20日(月)~連日行われ、本日、一般会計の審査が終了しました。


私は、決算委員を務めていますので、次の項目について、質問・要望などを行いました。


≪総務費≫

秘書事業について・・・和泉市には、「功労者」と「名誉市民」に関する条例規定がある。これまで、「功労者」は108名おられるが、「名誉市民」は3名しかいない。市政60年の歴史の中で僅か3名の方について、市役所ロビーなどにおいて氏名や功績を掲示し、広く市民に周知すべきである。
※ちなみに「名誉市民」は、横田磯治氏、久保惣太郎氏、久保恒彦氏です→詳しくは市HPをご覧ください。

職員昇任試験について・・・現在、市職員の係長級昇任試験は試験に合格しなくても、人事課の評価によって昇任するケースがある。試験に合格しなければ昇任しない制度に改めるべきである。

人材育成について・・・管理職の勤務状態を評価し、その結果をボーナスに反映させる制度があるが、実際には正常に機能していない。ボーナスが増えた者は全体の2%、減った者は誰もいない。このまま正当な評価がされない状態が続くようであれば、相対評価の導入を検討せざるを得ないのではないか。

庁舎整備事業について・・・旅費が全く使われていない。何十億もかかる大型プロジェクトに取り組むにあたり、府外の先進自治体の事例を視察に行くなどして、もっと職員の見聞を広げるべきである。

選挙啓発について・・・将来を見据え、若者の選挙意識の啓蒙・投票率の向上を図るため、桃山学院大学や小中学生に対して、積極的に働きかけを行うべきである。


≪商工費≫

和泉府中商店街活性化について・・・地域や町づくりの成功は、店主や住民など【当事者の本気度】にかかっている。行政が前面に出るのではなく、危機感を持って、本気になって汗をかいている活動に対して、側方や後方支援を行うことが重要である。
今後、商店街でのイベント開催など、地域の盛り上がりが継続的に続くようであれば、市として、府中北通り線(銀行前の通り)を、歩道拡幅や路面のカラーアスファルト舗装、街路樹の植替えなど、【イベント向けの街並み】に様変わりさせるよう、ハード面を整備すべきである。

和泉市キャラクターについて・・・コダイ君・ロマンちゃん以外に10種類ものキャラクターがいる。種類が多すぎて、印象が薄れてしまう。今後は、一本化すべきである。


≪土木費≫

久保惣美術館ひつじ公園について・・・この公園の【滝・せせらぎ・遊歩道】は、『大阪府クールスポット100選』に選ばれているにもかかわらず、故障・休止中である。この賞は、「箕面の滝」や「法善寺横丁:水かけ不動」、「道頓堀とんぼりリバーウォーク」などと共に選ばれた素晴らしいものである。市外からの訪問者も多く、早急に改修工事を実施すべきである。

市営唐国住宅の整備について・・・①従来の市直接発注方式、②PFI方式、いずれかに決定すると聞いている。①は市内業者活用、②は約1億円の経費削減が期待できるようだが、①か②の二者択一ではなく、どちらも両立できる制度の構築を強く要望する。


≪教育費≫

学校図書館支援司書について・・・「ボランティア』扱いをして最低賃金を下回っている報償費だが、活動形態が限りなく「雇用」に近いため、グレーゾーンではないのか?労働基準監督署の見解を聞いた上で、問題があれば適正価格に改めるべきである。

学校への空調(エアコン)設置について・・・平成27年度にすべての公立幼稚園に設置され、平成29年にも小中いずれかのうちの1学年に設置される予定だが、早期にすべての小中学校へ設置するよう要望する。



以上が、私が発言した内容ですが、これら以外にも、他の議員さんからも次のような項目についての発言がされ、議論がされています。

■こども医療費助成(通院)の中学3年生までの早期延長について

■留守家庭児童会(仲良しクラブ)の拡充について

■待機児童・保留児童の解消について

■道徳教育について

■中央消防署の建設について    などなど・・・。



なお、明日は、国民健康保険や介護保険などの特別会計、上下水道や病院などの公営企業会計についての審査が予定されています。