本日は≪一般質問≫が行われました。


≪一般質問≫とは、各議員が、自分が取り組みたいテーマについて行政側に提案をしたり、行政の取り組みについての考えを問い質したりすることです。


【質問する or しない】は、各議員に委ねられていますが、年に4回の議会があるので、与えられた任期(1期4年間)で最大16回の質問の機会が与えられています。


今回、私は、『セカンドライフ~第二の人生~の過ごし方について』というテーマで2つの提案をしました。概要は以下のとおりです。


①還暦式の開催について

 【還暦後のセカンドライフを謳歌できる社会】の実現が、現役世代の使命・責任である。
 
 定年退職後も働き続ける方が多いが、ほとんどの方は、自由に使える≪余暇時間≫が増える。しかし、時間ができるものの、これまでの仕事一筋による≪燃え尽き症候群≫などにより、生きがいを失ってしまうケースがある。
 
 この≪余暇時間≫を有意義に過ごしていただき、希望と輝きに満ちた≪セカンドライフ≫となるよう、行政として取り組むべきだ。
 
 そこで、【還暦式】を提案する。
 
 人生の大きな節目を迎えた喜びを互いに分かち合い、新たな出会いや今後の活躍に繋がるきっかけになるはずである。
 行政が取っ掛かりとなれば、将来的には、民間イベント事業者による懇親会など、社交場としての展開も期待でき、ビジネスチャンスや起業にも繋がるのでないか。
 
 平成28年に和泉市は市政施行60年、まさに還暦を迎えるが、この60周年記念事業を実施する際に、【還暦式】を開催してはどうか。

⇒この提案については、『開催する。』という明快な答弁は得られず、『60をキーワードとした事業計画に活かせるかもしれない。』という答弁に止まりました。

⇒⇒今後も引き続き、機会を捉えながら要望して参ります。
 

②市職員の定年後の活用について

 現在の管理職186名のうち、平成26年度・27年度において、約4分の1となる45名が定年退職となる。

 大量の管理職が退職してしまうと、後任の育成が急務であるが、研修だけでは困難である。

 現在の制度では、定年退職者は豊富な知識や経験を持っているにもかかわらず、再任用制度で雇用する場合はすべて例外なく、主事(=失礼ですが、あえて、≪平社員≫と呼ばせていただきます。)となってしまう。

 そこで、定年退職者を再び≪管理職≫として登用できる制度を導入し、希望者を募り、選考を行った上で各部に1~2名を配属し、若手の育成に力を発揮していただくべきではないか。

⇒この提案については、『府下各市での状況や課題を把握した上で検討する。』との答弁がありました。

⇒⇒今後も、これまで取り組んできた≪人材育成≫≪人事改革≫とリンクさせながら、協議を続けて参ります。


以上で、一般質問については終了しますが、皆さん、次のことをご存じでしたか?


■定年後、自由に過ごすことができる≪1日の余暇時間≫、これは24時間から睡眠・入浴・食事などを差し引いた13時間だそうです。
 これが、定年後の20年で、約95,000時間となります。

■これに対して、現役時代の労働時間は、1日8時間として、年労働日数を週休1日の方のケースとして多く見積もって300日、1年で2,400時間、これが40年で96,000時間となります。


つまり・・・、【定年後に自由に過ごせる時間】と【20歳から40年間働いた労働時間】は、ほぼ同じなのです!


定年後の皆さんが生き生きと過ごされ、健康年齢を延ばしていただけるよう、今後もしっかりと取り組んで参ります。