本日、私が所属する『都市環境委員会』が開催されました。


都市デザイン部(まちづくり)、環境産業部(商工振興・環境保全)、上下水道部によって行われている事業についての審議です。


都市デザイン部からは、≪道路・公園・河川等の整備に係る基準についての条例制定や一部改正≫、≪和泉府中駅に新設された2駐輪場を管理委託する指定管理者の選定≫、


環境産業部からは、≪新たな産業拠点である産業振興プラザを管理委託する指定管理者の選定≫、


上下水道部からは、≪市街化調整区域への下水道敷設に係る負担金≫などの議案が提出され、審議を行いました。


そんな中、私は、『今後の都市公園の整備』について指摘いたしました。


市いわく、「現在、和泉市には292ヶ所の都市公園がある。しかし、これ以外にも都市計画決定により整備が予定されているが、全く手つかずのものも含めると、未整備の都市公園が約100ヘクタールある。今後も引き続き、整備していく。」というものです。


100ヘクタールといえば、どれくらいの広さなのかピンときませんが、東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた面積とほぼ同じくらいになります。
これをすべて整備するとすれば、莫大な予算と時間がかかるはずです。


これに対して、私は、「計画どおりの整備も大切だが、将来的には人口減少が確実という中、公園数や面積の拡大にこだわるべきではない。維持管理費が限られていることからも、今後は、既存公園を用いた高齢者に優しい公園へのリニューアルや子ども達の魅力を惹くような特色ある公園づくりを検討すべき。」と指摘しました。


そろそろ、≪量より質≫へシフトしていく時期がきているのではないでしょうか。


午後からは、都市環境委員会協議会が開催されました。


ここでは、市から『市営住宅の長寿命化計画』について示され、「既存の平屋木造住宅の耐震化については、新築建替えで対応する。新築の市営住宅については、高度利用(高層化)を図る。そのため、住宅以外の余剰地については売却し、売却益を建設費に充当する。」というものです。


私も、市の財政負担を少しでも軽減するためにも、売却益は充当すべきだと思います。


ただし、売却後の土地利用については、子育て施設や高齢者施設など、市営住宅と一体となった相乗効果が見込める≪まちづくり≫のできる施設誘致を要望しました。


そのためには、民間活力をどんどん導入すべきです。


また、建設中における入居者の仮住まいについても、高齢者が住み慣れた環境のままで生活できるよう、近隣の民間住宅を有効に活用するなど、柔軟性を持って対応するよう要望しました。