あじさいで有名な矢田寺に行ったのは、2015年です。

もう7年前ですが、矢田寺は石仏、特にお地蔵様がたくさん

あるお寺で、学生時代から行ってみたかったお寺でした。

それがようやく行けたので、もう一度記事にしておこうと思います。

 

 

「矢田のお地蔵さん」で親しまれている矢田寺(矢田山・金剛山寺)は、 

城下町・郡山より西へ3.5キロ、矢田丘陵の中心矢田山の中腹にあり、

 日本最古の延命地蔵菩薩を安置しています。
今から約1300年前、大海人皇子(おおあまのみこ…後の天武天皇)が、

 壬申の乱の戦勝祈願のため矢田山に登られ、

即位後の白鳳4年、智通僧上に勅せられ、 

七堂伽欄48カ所坊を造営されたのが当山の開基です。
当初は十一面観世音菩薩と吉祥天女を本尊としていましたが、

 弘仁年間に、満米上人により地蔵菩薩が安置されて以来、

地蔵信仰の中心地として栄えてきました。(HPより)

 

 

 

入ってすぐに見かけたのは、この大きなお地蔵様

見送り地蔵と言われています。

室町時代後期(永正12年 1515年)

花崗岩、高さ190cm

矢田型地蔵として最も古いものだそうです。

 

 

 

蓮華座上に立つ地蔵菩薩で

像の左右に 「永正十二年乙亥四月八日本願妙円」

「以過去現世???奉立者也」の刻銘

 

本堂へと向かう参道の両側にもたくさん石仏が並んでいます。

 

 

 

 

中でも大きなこちらは

みそなめ地蔵と呼ばれています。

鎌倉時代中期 花崗岩と立札に書いてあります。

 

小さく見えますが、高さは210cmあります。

 

その昔、近在の農婦が自家製の味噌の味が悪くなり、困っていました。 

ある夜のこと、夢の中に石のお地蔵様があらわれて、

「我にその味噌を食べさせてくれたら、良い味にしてやろう」と

お告げになりました。
翌朝、矢田寺へ参って参道を見ると、夢に立たれたお地蔵様がおられたので、

 早速くだんの味噌をその口許にぬったところ、

家の味噌は味が直っていたそうです。
これを伝え聞いた里人たちは、新しい味噌を作ると味が良くなるようにと、

 こぞってお地蔵様の口許へぬるので、

誰言うとなく「みそなめ地蔵」と呼ばれるようになったのです。

(HPより)

 

おもしろい謂れがありますね。

 

 

 

そばで写真を撮っていませんでしたが、北僧坊の地蔵尊

 

 

 

十三重石塔の台座に刻まれた石仏

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

舎利塔

 

 

 

 

八十八ヶ所巡りへの入り口

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北向地蔵尊