AnK#7「SUMMER PARADE」
無事に千穐楽まで駆け抜けました。
ぐちゃぐちゃな私と最後まで
向き合ってくれたみんなにまずありがとうです。
そして役である森田ナジュムにも。
はじめは分離してたのにいつのまにか一体化してた。
つくってたと思ったら単に削っただけの末路だった。
演出のあきちゃんには私の弱い部分を
すべてみられてしまったので、
もう何も隠すことはありません。
でも、この作品とこの役が愛しすぎての結果です。
本当に、あきちゃんはタイムスリップして私の過去をみてきたのか位に、
社会性を帯びる前の自分とピンポイントで重なる部分を掘り出してきて、びっくりしました。
そしてそれはダメだし然り。
自分がいわれて絶望するに最適な言葉を
絶妙なタイミングでぶちこんでいらっしゃり、
そのお陰でか、新境地を拓くことができました。
顔で、声で、体で表現するのが俳優の仕事だというシンプルなことに気づけました。
それから、ここのところ考えすぎてはげそうだった
「自分が何者なのか」という問い。
もういいじゃん曲者で。
と開き直れました。
今回は歌舞伎のお仕事で出会ったお客様も多数きてくれ、
木ノ下歌舞伎のメンバーも
なんと全員きてくれて、本当に嬉しかった。
なんか自分でその場その場で色を変えてたつもりでも、
関は関でしかないし、逆に逆手にとってしまえば広がるんじゃないかと。
だから、自分の役割を頭で考えるのはやめます。
アイデンティティーなんてく○くらえ!
12色以外の色彩を生み出しやがれ!
照れ隠しや優しさで口が悪くなるのはこの一ヶ月、
山内晶ちゃんといたことの軌跡です。
なんだかんだで構ってくれた上野さん、
真摯に向き合ってくれた相方村上くん、
器用で優しさの塊なやざわっち、
妥協しないでリードしてくれたトニー、
俳優の魅力を教えてくれた前原くん。
最高の座組に感謝っす。
色が、音が、言葉が。
すべてまぶしくて切なかった、
SUMMER PARADE が通りすぎようとしています。
千穐楽の翌日、「喉が冷える」朝、秋がそこにきてました。