歌舞伎俳優の生の声を聴く! ―「襲名」で継がれる歌舞伎の芸―終了しました! | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

ディストピア千穐楽が終わり翌日は刑事から歌舞伎女子に変身という(笑)

ありがたや。

第二回となる「歌舞伎俳優の生の声を聴く!」シリーズ、
ゲストは襲名披露の真只中の中村歌昇さん!


登場する前は緊張されていたようですが、
おくださんのナイスMCで、
「歌昇さんは10分前になにを飲んでいたでしょう?」
という三択クイズをやってくださっているのを裏で聞いて
「カフェラテ飲んじゃだめなんですか?!」
とつぶやきつつ、リラックスされていました(笑)

今回は襲名のことが主たるテーマだったのですが、そこに至るまでの幼少期のこと、本当に仲良しのご家族のこと、様々お話いただきました。
尊敬する吉右衛門さんのことも、
情熱的に語っていただき、本当に濃い1時間半でした。

そんな歌昇さんの襲名公演を拝見

口上、連獅子と立派に務められていました。

連獅子は、お父様である又五郎さんとの
切磋琢磨のお姿が美しかった。

柔らかい中にも威厳のある親獅子。
それに食らいついていく雄壮な仔獅子。

又五郎さんの前名は歌昇さんであるから、
つまりは若い自分と踊っている気持ちなのだろうかと思ったり。




名を継ぐ、芸を継ぐというのは
舞台上でも客席でも

心地よいデジャヴを
体験することなのかもしれない。