バニラさんの「活弁大絵巻」に大興奮! | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

人と人との出会いは偶然なのか、
必然なのか、わかりません。

が、山崎バニラさんと去年舞台で共演という形で巡り合えたことは、
必然であれ偶然であれ、とにかく感謝です。

顔合わせでお会いする前は、朝の番組で拝見していた方というイメージで緊張していたものの「古典系」繋がりですぐに意気投合!
これもご縁の一つではないでしょうか。

そんなこんなで、厚かましくも仲良くさせていただいていましたが、先週の

「交感ひろばPart4
山崎バニラの活弁大絵巻 
~ニセモノVSホンモノ~」

に足を運び、本業である「活弁士」としてのお姿を拝見し改めて、その魅力と才能に驚嘆しました!

これまで、活弁士といえば坂本頼光さんのパフォーマンスを生でみたことがあるのですが、「サザサさん」が余りにも強烈すぎて、実はあまりよく覚えていません(笑)

なのでほぼ初の活弁鑑賞だったのですが、一言でいうと

ほんとにエキサイティングでした!

サイレント映画にも活弁士にも
興味が沸き、なぜ見てこなかったのだろうと思う位、心を動かされました。

演目を紹介させていただくと、、

まずは大正琴弾き語りによる「国士無双」

市川雷蔵さん、やっぱかっこいい。。
時代を超えたイケメンにホレボレ。
大正琴の音色と、ちょこちょこ入る遊び心にひきつけられ、あっという間に時間が過ぎました。

次の自作動画「活動写真いまむかし」では、アニメーションも構成も音楽もすべてこなすお姿に感服。

第二部の「メトロポリス」短縮版 ピアノ弾き語り(しかも作曲まで!)で、バニラさん、ほんと何者!?と思いました。

メトロポリスの映画としての緊迫感、メッセージ性を残しつつ、より観客のテンションを上げるピアノ演奏、風刺の効いたツッコミの心地よさ。


歴史あるものに対して、新しさを加えることはかなり勇気がいることのように思います。
否定するのではなく、既存のものに敬意を払いつつエッセンスを加える方だからこそ、こんなに沢山のお客様を魅了できるのだなと思いました。「スペースゼロを出演者一人で満席」にしてしまえることこそ、何よりの証明です。

終演後お会いして、こんなに華奢な体のどここら、あのエネルギーが満ちてくるのだろう!と感動しました。

そうそう、帰りにご両親とご挨拶させていただきましたが、バニラさんがバニラさんたる所以がわかった気がします。

photo:01


同時開催された白石物産展で売られていたice-chan買ってしまいました!

さてはて、私はどの分野も比較には
ならないのですが

バニラさんの将棋、活弁
関の囲碁、歌舞伎

そして完全アナログと思いきや、
二人ともPCマニアという共通点があります。(といっても私は全然なのですが、最近仮想マシン、Linuxにも手を出さざるを得ないところまできています)

やっぱりこの出会いは必然だと
思えてきました。

感謝!