シルク・ドゥ・ソレイユのロン・キャンベルさんWS | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

先月、ルデコで踊らせていただいた際お会いした
シルク・ドゥ・ソレイユ クーザに出演中の
ロン・キャンベルさんのWSにお邪魔してきました!

ロンさんは世界各地のマスクのコレクターでもあり、
自身でもマスク製作や研究を手がけているそう。
マスクパフォーマンスワークショップ とは
聞いてはいたものの、どんなことをやるかは全く前知識ゼロで行ってきました。

会場はOne kitchenという、四谷にある素敵な場所。
柱も、いすも机もドアも、オーナーさんがすべて
手作りで作ったのだそう!

そんな木の温もりのあるスペースにいくつものマスクが。
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前回ちょこっとお話したときも、人間は顔の表情が隠されていても
体でしゃべっているというようなことをおっしゃっていて、
その仕草は万国共通だということも。

WS中も、途中で入ってきた方の体を分析?したり
恥ずかしいとき体はこうなるとか、ごまかすときこうなるとか、
なるほどーと思えることの連続。
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ロンさんに呼ばれて私も仮面をつけさせてもらうことに。


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このときはみんなが適当に紙にフィーリングを書いて、
それらと体の箇所を対応させてやったらどうなるか、という実験。

確か「sad」な「eyes」と
「happy」な「hip」というお題。

表情ではなく、体で気持ちを表す。




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(ちなみに「ブログ用に」といっぱい写真をとってくださったカメラマン
とくとみさんに感謝です!)


WSのあとは、世界各国のマスクや、実際のマスクの制作過程を
写真とともに説明してくださいました。

意外とマスクってその国ならではっていうのが出にくいんだと思った。


WSを終えて感じたこと

表情は記号になり得るけど、コントロールが簡単。ごまかしやすい。
身体はごまかしがきかなくて、ひどく正直な部分もある。

表情で演技をするな。
身体を鍛えろ。
芝居の原点だ。