デザインとプロセス  | 歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

歌舞伎ライター 関亜弓「そば屋のカレー日記」

俳優、ダンサー、歌舞伎ライター関亜弓による大衆向日記です。

合間を縫って「DESIGN TOUCH 2009」に行きました。

デザインをとるか、使いやすさをとるか。
デザインをとるか、環境をとるか。

そんな二者択一を迫られることがなくなってきたんだな。

さまざまなドラマを内包した「モノ」がたくさん並べられていました。


それらが求められるようになったのは
人々が「モノ」に対して上辺だけの格好よさではなくて、
そのプロセスやその「モノ」を持つことのアイデンティティまで求めるようになったからなのかも。



だから作り手は逆算して、分解して、説明する必要が出てきたのかもしれない。

「デザインのプロセスを体感いただくことにより、デザインの新たな可能性を実感」
出来るらしい。確かに。

でもプロセスを説明しなければモノのよさが伝わらないのでは意味がないともいえる。

あ、これって舞台にも置きかえられるな。
練習風景がいくらドラマチックでも、魅せなければいけないのは舞台の上。


うむー奥が深い。

東京ミッドタウンは足元がフワフワする空間。
21_21 DESIGN SIGHTもあるしね。

本日の戦利品。
kuromozi.jpg
最近和菓子をいただくことが多いので、黒文字もどきを。
漆っぽい朱色に惚れやした。