一週間ほど前にお世話になっているディーラーの担当セールスさんから「来週金曜日にM4の試乗車が入って来ますので、乗りませんか?」と嬉しいお電話がありました。

そして昨日、M4に試乗して参りました♪

ボディは4シリーズクーペとほぼ同じですが、リアフェンダーがかなり膨らんでいます。全幅は4シリーズの1,825mmから45㎜プラスの1,870mm、迫力ボディです。

白のレザーが美しいドライバーズシートに座ると、やはり3や4シリーズとは違いシートクッションは薄め、高いサイドサポートで体が包み込まれます。
電動アジャスタでポジションを決め、STARTスイッチを押すと、3Lストレート6、そしてMシリーズ初のターボチャージャー付きエンジンは、野太いサウンドを奏で始めます。

セレクタレバーをDレンジに入れ、右側に倒し自動変速モードで走りだします。乗り心地は悪くない!勿論相当に締め上げられたサスペンションですが、小さなギャップはうまくいなします。大きめの路面のうねりではシートバックが背中をゆすりますが、これなら街中でもドライバーは不快には感じないでしょう(リアシートには載りたくありませんが^^)

さて、前走車がいなくなり、アクセルペダルを少し多めに踏み込むと・・・431PS、550Nmのエンジンから生み出される加速は快感そのもの!でもまだアクセル開度は1/3ほどです。サーキットで全開にしてみたい!試乗コースは一般道なので、当然すぐにアクセルオフすることになりますが、シフトダウン時のオートブリッピングの「ボンッ!」という音がたまりません!

排気音はかなり車内に入って来ますが、本当に官能的なサウンドなので全く気になりません。窓を少し開けて外からの排気音も入れてみようと思いましたが、そんなに変わらないのですぐに窓を閉めました。

エンジン、ブレーキ、ハンドリングが全てソリッドな感覚です。しかし乗り難さは全く感じません。多分ターボチャージャーによる低速トルクの太さがその要因でしょう。550Nmの大トルクが1,850-5,500rpmで発揮されるのですから。。。

インパネは3/4シリーズを踏襲したものですが、330km/hフルスケールのスピードメーターと、可変表示式イエロー/レッドゾーン(水温などエンジンの状況によって範囲が変わります)のタコメーターが「ただ者ではなさ」を演出しています。そして5.5km/Lの燃費表示も・・・


パドルシフトによるマニュアル変速や、運転モードの変更などを試していたらあっという間に楽しい試乗が終わってしまいました。流麗なデザインのボディに、ダウンサイジングターボエンジン(前モデルはV8 4L NAでした)を搭載したこのM4、一言でいえば「デイリーユースにも使えるレーシングマシン」でしょうか。価格はDCTミッションで1,126万円、4ドア版のM3はお医者さんに結構売れているそうです。

いつかはこんなモデルを新車で手に入れてみたいですね!