関勝則の市会日記
仙台市視察及び災害ボランティア活動報告
４月２５，２６日に自民党の横浜市議会員団及び横浜市支部連合会合で
日頃から政令市間の交流がある仙台市の自民党市議団を訪ね、市内の被災状況を聴取し、被害のあった公共施設を視察、被災地でのボランティア活動を行って参りました。
今回の大震災で、仙台市では最大震度６強（宮城野地区）、津波の高さ７．２ｍ（仙台港）、最大余震６強（４／７・宮城野地区）人的被害は死者６１３名、行方不明者２１０名、負傷者２，２４０名（４／１９現在）で、避難者の数は震災直後に２５８の雛所の合計で、仙台市民の１割以上に当たる１０６，０００名余（３／１２）となり、現在も２３００名以上の方々が避難所生活を送られているとの事でした。
またライフラインは、電気が宮城県内１３８万個で停電、水道は市内の断水人口が
３０万人、ガスにおいては市内で全供給停止となりましたが、現在では津波被害地区を除きほぼ全面復旧されたとお聞きしました。
実際に訪れたガス工場、下水処理施設と言った公共施設では、建物の損壊が激しく、未だに施設機能が停止したままの現状を視察。
市内でも津波の被害が大きかった若林区の荒浜地区では、あたり一面が瓦礫で覆われた中で自衛隊の皆さん等による被災者の捜索活動が続けられており、津波の驚異を改めて思い知らされました。
こうした被害状況から、横浜市における災害対策では、災害警報システムや避難所の在り方、ライフラインの維持・確保に
力を入れるべきと痛感し、減災という考え方も十分考慮して、積極的に取り組んで参ります。
翌日は、朝から仙台市議の紹介で被災者のお宅を訪ね、瓦礫の撤去や敷地に流れ込んできた汚泥を掻き出す作業を行いました
津波で流されてきた自動車やブロック塀を倒し、部屋には天井近くまで到達した津波の後がはっきりと残っておりここでも震災（特に津波）被害の大きさを体感する事となりました。
仙台市議は「復旧に２年、復興に３年以上はかかるが、とにかく将来に希望を持ってしっかり取り組む」とおっしゃいました
私も引き続き被災地の方々に対して、出来る限りの応援をさせていただきたいと思います。
南蒲生浄化センター 荒浜地区
被災者宅 ガス局港工場
