若年性高血圧は、年々増加している傾向にあります。現代の10代~20代の若者には精神的ストレスが多く、運動不足や食生活の変化などが背景にあるといわれます。

特に思春期から25歳ぐらいまでの青年期には、ホルモンバランスが乱れたり心臓の機能が高まったりすることで、血圧が高くなることがあります。

しかし成長過程に起こる若年性高血圧は、多くの場合大人になれば自然に正常値に戻ることが多いため、あまり心配する必要はありません。

血圧が多少不安定になって時々高血圧になるのが若年性高血圧の特徴ですが、体が成長してホルモン関係が落ち着いてくると普通の血圧値に戻ります。

若年性高血圧のほとんどは本態性高血圧で、29歳ぐらいまでの年齢の高血圧は、すべて若年性高血圧と呼ばれています。