昨日の続きになります。
「観察室」という
あとは〇を待つだけの〇の部屋(私が勝手にそう思っただけだけど)
うつらうつらとしていたときのこと。
ふと目を開けると、なんと目の前に
若くてめちゃくちゃかっこいい
例えるならアニメに出てくるイケメンの男性よ
ストレートのサラサラの前髪が少しだけおでこにかかってて、
とにかくこの世の者とは思えないくらいのイケメンが目の前にいて、
ベッドに寝てる私の顔をのぞきこんでにっこり微笑んでいたの
そして静かな優しい声で、
「チョコパさ~ん、大丈夫ですよ~検査の数値もよくなってきてますからね~」と、
にっこり
ドキドキ
でもまた意識もうろう中
たぶん夢なんだろうと思った。
生と〇をさ迷っているというときに
こんな夢だか幻を見ちゃうなんてなんてことか。恥ずかしいわ~と思った。
〇の間際に大切な家族を思い浮かべるならわかるけど、
アニメに出てくるようなイケメン男子の幻を見てしまう私って
と、もうろうとした意識の中で反省
ところが
その若くてかっこいい医師
夢でも幻でもなかったのです~
現実に実在してたのぉ~
研修医のY先生
それから毎日のように様子を見に来てくれて、
「チョコパさ~ん、どうですかぁ?」と天使の笑顔
その頃私は食欲がまったくなくて、
看護師さんが朝、昼、晩と持ってきてくれるお盆さえも見るのも嫌で、
栄養士さんが
やれヨーグルトだ、アイスクリームだと試行錯誤して、
なんとか私に食べてもらおうとしてくれていた。
食事にほとんど手をつけず、
お味噌汁だけ、半分くらい飲んで、
ベッドの背もたれに寄りかかっていたとき、
天使の笑顔のイケメン研修医さんが来て、
「チョコパさ~ん、食べられましたか?」と。
「お味噌汁だけ少し飲みましたぁ」と言うと、
またまたニコニコ天使の笑顔で
「お味噌汁だけでも飲めてよかったぁ~」とスマイル
もう夢でも幻でも幽霊でも、
いや現実なんだけど、夢みたいよ
あとで長女に
お味噌汁飲んだって言ったら喜んでくれたんだよ~って
能天気に話したら
長女はあきれ顔になって
ちょっと怒り気味に
「ママはね、入院したとき、マグネシウムがすごく不足してたからだよ!」と。
緊急入院したとき、
長女は夫と一緒に医師の説明を聞いていたんです
担当医の先生(肺移植を勧めてくれた医師)も、
入院時は意識がもうろうとしてるのもおかしくないくらいの数値だったと
長女は私が〇んじゃうじゃないかと思って心配でしょうがなかったのに、
ヘラヘライケメン研修医の話しをする母親を情けなく思ったんだと思うな
反省
でも、ほんとかっこよかったのよね~
お味噌汁飲むと思いだすわ~