自分の人生には「悲しい」という感情が
かなり多くの時間を占めているのではないか、と思う。

数日前につくった曲を送った時のこと。
朝起きたメンバーが
「いいじゃん」と言ったとき、私はものすごく悲しくなった。

4月から始まるライブのアイディアをまとめて、発表した時に
「流石だね」と言われた時も涙をこらえていた。

嬉しいことが何故悲しいのでしょうか。

もともとネガティブシンキングのくせに、
ヤッホー!イエー!って言っても許される時まで「悲しい」なんて、
私は筋金入りのネクラで、情緒不安定なのだと
思い知らされる日々です。

(そういうのを総称したカタカナ四文字で私のことを揶揄するのはヤメて下さい!)

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NYへ行った。
「サオリちゃんなら怒りだすレベルで寒い」と聞いていたが、
大したことはなかった。
着いたその瞬間にウイスキーを数杯飲んだからかもしれない。

英語は勉強したいし、時間があればしているけれど、
バーで話しかけてきた外人(too drank)が
何を言っているのかは、サッパリ分からなかった。

まだ勉強の成果は出なかったが、

「Are you alone?」

「Together!」

だけがハッキリと聞こえたのは何故だろうか。

私が「With my Band menber」と言うと

「別にバンドメンバーなら今晩俺と抜けてもイイジャン」的なことを
彼は言ったと思う。多分。

とにかく楽しい夜だった。



英語は面白い。(まだ入国審査すら困っているけど)

以前、一度だけ六本木に繰り出して
アメリカ人一人を含む四人の女子で朝まで飲んだことがあった。

そんな風に遊べる日はあまりないので、
私が無理を言って「もっと飲もうよ!」と言った為に
彼女たちは朝まで六本木にいることになったので、
会計は

「It's on me!!」(私のおごりだよ!)

と言うと、アメリカ人の女子はこう言った。

「Oh!!Jesus!!Oh my God!!」

その時の会計は、確か四人合わせても一万五千円位で、
なんと一万五千円でアメリカ人はジーザスを召還出来るのか、と
表現力の違いに感嘆の思いに耽った夜があった。

いつか私も驚きや喜びの言葉を込めて
ジーザスを召還してみたい。

そう思った。その夜のジーザスはそのくらい輝いて見えた。

そしてNYに行って、やはり語学を頑張りたいと
何百回目かの改めて、思う時間だった。



さて、1月22日に出したスノーマジックファンタジーが
初のオリコン一位になることが出来ました。

その記念にヘリコプターに乗り、
東京を一周するというワルノリ的な祝い方もしました。

「何かさ」
「ん?」
「空から東京を見てね」
「うん」
「東京に生まれ育ったことが、誇りだなと思った」
「私も思った」
「分かる。俺も思った」

そんな話をしながら、四人で車で帰った夜は、
何だかやっぱり、悲しい夜なのでした。


(生まれて初めて自分でつけまつげをつけた記念写真)

年始から元気でやっているのか、という連絡をたくさん貰ったのに、
何だか曖昧な返事ばかりしていました。

少し調子が出てきた気がします。

(今日アメブロのメッセージ欄を見たら応援メッセージがきていて元気が出て、
今ブログを書いています。コメントとかも超絶嬉しいので是非書いて欲しい。)

忙しいには忙しい日々ですが、
大体悲しく、ときどき楽しい日々を送っています。

変わらない為に変わっていく戦いの日々が
初めて作ったアルバムから数えると、四年目に突入しました。

応援してくれると嬉しいです。