深瀬の手術が終わった時間に
お見舞いに行った。

「やっほー!オモシロ写真が撮れると思ってきt………」


HELLO ENDING

あ、なんかイメージと違う………

HELLO ENDING

「あ、起きた?いたい?」

「ううん。起きたら終わってたから全然大丈夫」

深瀬は麻酔が切れた直後で
ちょっとぼーっとしながら話をし始めた。

「おれさ、今トイレ行けない訳」

「え、じゃあどうするの?」

「尿道に刺さってる」

「え!?」

「管が」

「………」

黙っていると、深瀬が付け加えた。

「だからめっちゃ色んな女の人に見られた」

なかじんは隣で爆笑していた。
するとお医者さんが入ってきて、手術の写真を見せてくれた。

HELLO ENDING

「ここにボルトを入れました。
手術は成功したので安心して大丈夫ですよ」

「………」

先生、想像よりボルトが大きくてびっくりです。

「まだ麻酔は効いてるの?」

なかじんが聞くと、
深瀬はそれがさ、と言いながら答えていた。

「今は効いてるから何も感じないんだけど」

「うん」

「切れるとやっぱり痛いんだって」

「そうだろうねえ」

「それで、痛み止めなんだけどさ」

「うん?」

「座薬なんだよ……」

深瀬はトイレにも行けないくらいの状態なので、
当然座薬を入れるとなると、看護婦さんにお願いすることになる。

深瀬はしみじみと

「【痛いので、お尻に入れて下さい】って言わなきゃいけないとさ、
簡単に痛いって言えないよなあ…」

と言っていた。
そんなにエロい言い方をしなくても大丈夫だと思う。


手術は無事成功して、
明日おうちに帰ってこれることになりました。

うちの暴れん坊のボーカリストを心配して下さった方、
ありがとうございました。