昨日は6/24がUFOの日だというCMを紹介していましたが。
次は6/22がカニの日だというCMの紹介です。またPC版でTwitter埋め込み機能が使えなくなってるぞー!!
本日6月22日かにの日に因み、カニ絡みのCMなどどうぞ📺https://t.co/dMnyltawmO
— kooss公式 編集室(run) (@jfifdecoder) June 21, 2023
生田絵梨花「カニに、食べられてる感じ~」 和ラーhttps://t.co/FnFyeNg7oI
大野智(嵐)「カニのまんま」一番搾りhttps://t.co/IMNtqB19D2
カニをワイルドに食う吉岡里帆の人魚姫https://t.co/iBKDDgMYix
一番絞り47都道府県バージョンの一つですね。大野智がカニかキンキかで迷ってるー!!
これ各都道府県ごとのCMを作るって試みは素晴らしかったと思うけど全CMを網羅することが普通の人には不可能って点でヲタ泣かせなCMでしたね……全部捕獲できた猛者はいるんでしょうか。
誰がどの都道府県に振られるかは完全に運だったので自分の居住地が贔屓で喜んだ人、がっかりした人、悲喜こもごもな企画でもあったなあ。
バージョン作るのに全員のスケジュール押さえて結構な費用がかかったと思いますが、嵐を使えばそれくらいは……な絶大な信頼感が懐かしい。
さて、今日の話題。
不意に鍵部屋がTLに流れてきてうひょぉぉぉぉぉぉぉ!! となっていた話。
\ドラマにもなった密室殺人短編集を読んでみなイカ?/ #貴志祐介『#鍵のかかった部屋』
— 角川文庫編集部 (@KadokawaBunko) June 19, 2023
6月20日は #健康住宅の日
完全な密室で行われた練炭自殺は本当に自殺だったのか、欠陥住宅の密室など密室トリック4連発!
榎本と青砥の掛け合いにも注目です!https://t.co/s2o73P6n5z#今日の角川文庫 pic.twitter.com/D5JzZwJxq4
6/20は健康住宅の日だそうです。何でそれで鍵部屋が紹介されてるんだろう。健康とはだいぶほど遠いぞと思いつつ。
ドラマ化もされた名作! って煽り文句が嬉しい……そして「硝子のハンマー」ではなく「鍵のかかった部屋」の方を紹介してくれている辺り、原作知らない人に勧めるにはいいチョイスだなと思いました。「硝子のハンマー」はそもそも住宅の密室ではなかったから、でしょうけれど。
「硝子のハンマー」は長編なのでトリックが大がかりですし、密室の謎解きよりも後半部の犯人の半生の方が印象が強くて、それはつまり転じて榎本の印象が若干薄い感が否めない。まあ、ドラマでは最終回だったこの話、原作では1作目で作者もシリーズ物、って意識が薄かったからというのも大きそうですけど。
ドラマは原作の欠点……というか、榎本の影の薄さを補うように犯人の生い立ち成文が薄められて榎本の不気味さというか底知れなさを前面に押し出していたので、あれは全く素晴らしい改編だった……ブログ主は小説、漫画の映像化の場合、原作に忠実か、原作よりも面白くなっているか、を重視しているので大抵の原作ものはオリジナルの8割増しで見る目が厳しくなっているのですが、鍵部屋はそんなブログ主の評価100点満点中120点を叩きだした希有な作品です。このまま月9のシリーズ物としてシーズン2、3と続いて行って欲しかった……
ちなみにこのつぶやきのサムネイルの青年が多分、原作の榎本だと思うのですが、ん? ドラマ榎本とイメージ違うな? と思われた方の印象は正しく、原作とドラマでは榎本も青砥純子も性格設定が全然違うんですよね。
原作榎本は、裏家業(泥棒)が最初から名言されていますし。性格ももっとフランクというか取っつきやすいというか、とにかくドラマみたいなコミュ障な印象は全くない気さくな青年風味です。
青砥純子はドラマみたいな世間知らずの純朴なお嬢さんではなく、多分中堅弁護士? くらいの実績は積んでいて、もっと大人な女性というか、榎本のことを泥棒じゃないのか、と疑いつつもそれを上手く隠して利用するくらいのしたたかさは持っている人で、この二人を原作に忠実に実写化するとしたらうーん……中村倫也と北川景子とか? ドラマの二人は、じれったいというか、え? 二人、最後両思いになるの? ならないの? みたいな妄想をどばーっと膨らませるようなほのかな恋愛要素……にも届かない、お互いちょっとずつ意識しあってるけど、両方、それを自覚してなさそうなほんのり具合が絶妙なスパイスとなってドラマを(主に同人世界を)盛り上げてくれていたのですが、原作の二人だと事件と全然関係ないところで大人の関係築いてても不思議はないな、くらいの付かず離れずな……うーん上手く説明できない。
原作の二人から「大人」な要素を抜いて補完するために生まれたのが、原作にはいなかった青砥純子の上司・芹沢なのですが、後に原作の方に逆輸入されたり原作榎本が何故だか大野智に近づいたりといろいろ奇跡的な展開を遂げていたので、きっと原作者の貴志先生も、ドラマに大満足してくれたんだろうなあ、と思うとファンとして微笑ましい!
あのドラマからもう10年以上かあ……榎本が30歳設定だったんだよなあ。仮に今、シーズン2が作られるとしたら「あれから10年後」とかになっちゃうのかなあ。芹沢はまだ現役で頑張ってるのか、榎本と純子の関係はちょっとは進んでいるのか、榎本の秘密基地みたいなあのセキュリティショップ、10年の間にどんな進化を遂げているのか、今の技術で全力で作ってみて欲しい……