俳優推しされる人・されない人の違い、とは!?③ | 世界一難しい恋の話

世界一難しい恋の話

2016年04月13日スタート
日本テレビ系列水曜22時
連続ドラマ「世界一難しい恋」の応援・感想ブログです。

昨日の記事で、7月期のドラマにはジャニーズ主演が少ないとか書きましたが。

記事を書いた後に2本ほど主演ドラマが発表になって「oh...」となっていました。

7月期は東京五輪があるから視聴率的には厳しいかもよ? な考察書いてましたが、別に東京五輪は無いのに4月期のドラマは低迷してますからもはやあまり関係ないかもしれません。

 

 

 

フジテレビの火曜9時枠にSexy Zone中島健人くんが小芝風花さんとW主演!

TBSの金曜10時枠にジャニーズWEST重岡大毅くん主演!

どちらの枠も伝統的なドラマ枠……いや火曜9時枠は元々10時枠だったのがTBS火曜10時枠に押されて火曜9時枠に移動したとかいろいろ変遷してますが。

過去には大ヒットドラマを何本を出してきた枠です! 火曜9時枠は最近はちょっと低迷中ですが。1月期に視聴率は低迷しながらも内容の面白さと役者の演技力は絶賛されていた「知ってるワイフ」と同様、韓流ドラマのリメイク作とのことで内容には期待が持てそう!

重岡くんはまだ20代の若さでシングルファーザー役! キラキラアイドル枠とは違う、演技派ジャニーズに脱皮しようとしている? 結果を残せることを影ながらお祈りしています!

 

というわけで本日の話題。

 

全3回まで引っ張ることになった、ジャニーズにおける役者枠とそうでない枠の違いについてつらつら語って来ました。

他のグループはいわゆる主演枠とバイプレイヤー枠、多くても役者枠な2人? で、言ってしまえばゴールデンタイムのドラマで主役を張れるメンバーと、大体2番手以降の枠でしかキャスティングされないメンバー、主演は深夜帯のドラマに限られるメンバーなど、こと「役者枠」という見方をするとほぼ全てのグループに明確な格差があるな、という印象でした。もちろん、その他のメンバーも役者業以外で頭角を現している人は何人もいますので、それがそのままイコールグループ内格差、とは限りませんが。

それを考えると、全メンバーがゴールデンタイムのドラマで何度も主演を繰り返した嵐というグループは、やはりいろいろな意味で恵まれていたし推されていたな、とは思います。そんなグループは過去も現在もひっくるめて恐らくSMAP以外にはいません。

しかーし!! そんな嵐であっても、5人の間には明確な役者業格差があったと思うのですよ!! とりあえずWikipediaから嵐5人が主演した「Vの嵐」「最後の約束」「ピカンチシリーズ」「黄色い涙」を除いたテレビ・映画の役者業の本数をカウントしてみました!

 

大野智……25本 うち、主演19本(連ドラ6本、映画2本)

櫻井翔……44本 うち、主演27本(連ドラ9本、映画6本)

相葉雅紀…35本 うち、主演15本(連ドラ7本、映画2本)

二宮和也…43本 うち、主演26本(連ドラ8本、映画8本)

松本潤……49本 うち、主演25本(連ドラ9本、映画5本)

 

これは主演なのか……? と悩んで入れたり外したり単純に数え間違えたりしてるかもしれませんが、大体予想通りと言うか。

出演数が純粋に多い櫻井さん、二宮さん、松本さんは、若い頃にたくさんSPドラマとか連ドラの3番手くらいの役どころに出ているのですね。

実は連ドラ主演本数に絞るとそこまで大きな差がついていない……松本さんの場合はまだ未公開の99.9の映画と大河もカウントしてこの本数なので、大野智が他のメンバーより少ないのは事実ですが、本人が演技仕事に消極的で2018年に来た主演ドラマを断った、という話を鑑みても、まあまあ妥当な差か? という感じでした。

出演数では大きく差がついていますが、これをある程度時期を区切って前期、後期と分けてカウントしたら、恐らく大野智の出演数はかなり後期に偏ることでしょう。

また、出演数に関しては同じドラマの連ドラ版、SP版をそれぞれ1本にカウントしているので、シリーズでまとめたら、例えば「木更津キャッツアイ」や「謎解きはディナーの後で」など、連ドラ、SP、映画とそれぞれ作品が分岐している櫻井さんの出演数はがくっと減ります。

しかし、それだけ作品が好評だった、と考えると役者業としては結果を残したとも言えるわけで……主演作が1度も続編、SP化、映画化されていないメンバーもいることを考えると、やはりそれぞれ別個にカウントした方がいいよな、と考えた次第です。

 

ちなみに舞台になると、面白いことに大野智が16本出演しているのとは対照的に、他の4人は全員6本です。若い頃、大野智は他の4人とは活動場所が違っていたんだな、ということが明らかです。

もし、京都に行っていなかったら。大野智が他の4人と同じく、8時だJ! をはじめ、ジャニーズJr.がわらわら出ていた番組に参加していたら。だいぶ、その後の立ち位置は変わってきたんだろうなあ……という感じはしますが。

数多くの舞台経験が、大野智の歌、ダンス、演技力と言う数多の才能を強固なものにした、と考えたら。露出度と実力って必ずしも一致しないものだなあ、としみじみ。

 

前2本の記事で書いてきた、ジャニーズ的にその場にいるだけで注目を集める主演タイプの人と、どんな役でもこなせるバイプレイヤータイプの人、と言うくくりで言うなら。事務所的には松本さんが前者、櫻井さん、相葉さんも前者より、二宮さんが後者より……という感じになるのかな? と思ったのですが。

ブログ主はあえて言いたいのですけれど。大野智は主演として注目を集めることも、脇に下がって周囲に溶け込むことも両方できる、主演タイプでありバイプレイヤータイプでもあるハイブリッド枠を主張したいんですがどうだろう(キリッ)

「魔王」を演じられる人も「怪物くん」を演じられる人も世の中には多数いると思いますが、この2つの役を両立できる役者はそうはいない。

主演、座長として皆を引っ張っていくこともできる一方で、エキストラの中にひっそり混ざって食事することもできる慎み深さも忘れない。

2枚目役も3枚目役も、主演も助演もエキストラも何でもこなせる稀有な役者、それが大野智だと思っているんですけどねえ……

ただ、その場に立っているだけで人の目を無条件に引き寄せるような、華というかオーラはそれほどでも無い。

世間からは、ジャニーズの〇〇が主演、と言われると、少なからず「ジャニーズのごり押し」と言われることが少なくありません。本人の演技力の問題と言うより、ジャニーズが推すグループの役者枠というのはいつまでも若くて派手な外見の人が多いのに、そんな人がエリートサラリーマンとか医者とか刑事とか、およそその外見に似合わない役をあてがったりすることが原因じゃないかと思うのですが。

しかし一方では、そういう人は出演しているだけで「ジャニーズの誰かだな」と世間に事務所名を売り出している、とも言えるわけでして。

その意味では、最近は生田斗真さんや風間俊介さんのような、グループデビューはせず役者班として活動している人は「ジャニーズ」と言われる機会が減っているな、と感じています。もし大野智がこの2人と同じ枠に入っていたら、今よりもっとずっと役者仕事は多かったのかもしれない。実力を正当に評価されていたかもしれません。

でもそうなっていたら、あの素晴らしい歌とダンスを披露できる機会もゼロに等しかったわけで……ああ悩ましい……

 

書いているうちにまとまらなくなっていましたが。

大きく叫びたいのは、大野智にも役者班として呼ばれるに十分な実力はあったのにー!!!!

です。

結局、3日に渡って何が言いたかったのかというとその一言に尽きる、とオチをつけて本日の記事はここまで!

(※この記事は全編、ヲタの欲目で構成されています)