本日、某地方新聞に麗しい和服の大野智がいたとのこと!
そのインタビューの内容がいつになく前向きなコメントだとTwitterで微妙にざわざわしています。
そろそろやりたいことをやりたいと言ってもいいかな……ですと……!?
ほんの一言が、「これは何か決まっているけどまだ言えない仕事があるに違いない」まで飛躍するのがヲタ脳というものです。いや、でも家で開脚マシーンやってるってラジオでたびたび言っていたのが後に「忍びの国」の準備の一環だったと判明したり、大野智の何気ない一言が後で「あの仕事のことだったのか!」となる率は高いんですよ?
演技堕ちとしては、次の演技仕事キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と喜びたいところなのですが、日頃の大野智の演技に対するスタンスを考えると「やりたい仕事=演技」という感じではないので違うかなあ、と。
ミュージカルとかソロコンだったら最高なんですが(そわそわ) 次の仕事の発表が来るまでのこのドキドキも大野智ファンの風物詩みたいなものですね。
さて、今日の話題、というか「忍びの国」の感想その③です。
原作とこんな点が違うなどちらほら書いてきましたが、そろそろ内容に踏み込んでいきたいと思います!
ここから先、ネタバレを含む内容が出てくる可能性がありますので、まだ見てない! まだ内容知りたくない! という方は回れ右でお願いします!
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「忍びの国」の冒頭は、綺麗な草原から始まりました。
この辺りは原作に忠実というか、百地家VS下山家の小競り合い描写からスタートです。
意外なことに、この映画における第一声は百地三太夫役の立川談春さんでありました(笑)
きっかけは何かわかりませんが忍者同士の小競り合いが起きて、フック付きの縄をひっかけて下山家領内に踏み込もうとする百地家忍者、それを高みから見下ろしている下山甲斐と下山治郎兵衛父子。裏を知ってる身としては「治郎兵衛逃げてえええええええ!」としか言いようがないw
そんな感じで百地家忍者が侵入しようとすると、いきなり壁の中から「ぼごぉっ!!」と下山忍者が現れて槍で相手をめった刺しですよ。この映画においてあまり血がどばーっな描写ってなかったのですが意外と戦いの描写はガチで人死にが出るレベルに争ってるので誰かが殴られたりするシーン苦手なの、ってお嬢様は気を付けて下さい。
ちなみに土の中から忍者が沸いてくるのは土遁の術というれっきした忍術なのですが、スタントマンがガチで土の中に埋められたらしいです。今までやったどんな危険なスタントよりも怖かった、なるコメントがありました。怪我人や死人が出なくて本当に良かったです。
まあそんな感じで侵入しようとしたら端から下山忍者にぶすぶす刺される百地家忍者。えー分が悪いよ逃げようよー……と上司である三太夫に進言するのは、この後いつも無門の側をうろうろしてる吹き矢の忍者。ちなみにわたしは長らくこの方をオラキオさんだと勘違いしてました。
しかし百地三太夫、取り合いません。心配するな、門は開く! と自信満々です。そんなこと言ってる間に百地家忍者がばたばた倒れてるんですが、この時代の人の命は紙より軽かったので上司が戦えと言えば「Yes!サー!」以外の返事は許されないのですよ。一体伊賀忍者集団て人口何人だったんだろうと気になります。
百地家がそんなことをごそごそ言い合ってる間に、「何事だあ!」とかっこよく登場するのは下山平兵衛。ジャッ〇・ス〇ロウみたいな格好でうろちょろしてた下山治郎兵衛の兄であり、何と言うか全ての元凶です。いや本当に。この後起きるあらゆる災禍は大体この人のせいなので間違ってない。
そんなこんなで「兄者も戦おうぜ」「無暗に奪っていい命などない」と下山兄弟のやり取りがあるのですが、真面目で思慮深そうな平兵衛と短絡的で何も考えてない治郎兵衛、同じ家で生まれ育った兄弟なのに何故ここまで違う? という感じですな。腹違いとかそういうこともなく実の兄弟でめっちゃ仲良しだったらしいことは伝わってくるのですが。
とかく、治郎兵衛に聞いても埒があかんとばかり、一体何を理由に争ってんねん! と平兵衛さんが父親に詰め寄ろうとしたら、そこに立ち上るのは不気味な土煙ですよ。
ブログ主は現時点で3回ほど「忍びの国」見てますが、いまだにあの土煙の正体がわかりませんw
もくもく上がる煙の中、不気味歩み寄る足、一人また一人と後ろから打たれていく下山忍者……そして!
(´・∀・`)「……けむ」
伊賀最強の忍び、無門見参――
この小競り合いが後の織田軍VS伊賀軍の争いのきっかけになろうとは、このとき、一部の腹黒忍者を除いて知る由もなかったのです――
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感想が長引きそうな気配がひしひしとします!!
でもそれくらいに語りたいことが山ほどある、素敵な映画だったのですよ!
そして昨日も書きましたが、ブログ主は明日、大野智が舞台挨拶をした映画館で「忍びの国」を見てきます!
明日を逃したら土曜日からスクリーンがちっちゃくなってしまう! 大阪府最大規模のスクリーンにて、大野智の雄姿を堪能してきたいと思います!