【ネタバレ注意】「忍びの国」を見てきました① | 世界一難しい恋の話

世界一難しい恋の話

2016年04月13日スタート
日本テレビ系列水曜22時
連続ドラマ「世界一難しい恋」の応援・感想ブログです。

ついに土曜日に公開された「忍びの国」について、土日の興行収入が出ましたよ!

 

 

初日が「映画の日」ということで老若男女問わず1100円で見れる日=一人当たりの単価が低かったにも関わらず、興行収入が5億円近くまで伸びています!

また、同時公開があの「パイレーツ・オブ・カリビアン」ということで映画館の最大スクリーンはそちらに割り振られて二番手スクリーンで上映していた映画館も多かったと思われるので、実際に「忍びの国」のために割り振られた席数は大作映画の初日としては少な目だったのでは? と思われるのですがこの数字は大健闘かと思われます!

今年の邦画実写(=アニメ映画を除く)の初動最高記録は「相棒」の4億ちょっとだそうですので、「忍びの国」はその記録を塗り替えた形になります!!

これは最終的にかなりの記録を叩き出す予感が……と言いたいところなのですが、7月はこの後、大作映画がばんばん公開予定となっています。

観客が入らない、と判断されたら容赦なくスクリーンを小さくされ上映回数を減らされていくのが映画館と言うところですので、ファンは初動の数字に浮かれず、可能な限り映画館に通い詰めたいところです!

 

というわけで。

 

今日から「忍びの国」の感想を書いていきたいと思います。

まだ見れていない! という方もいらっしゃると思いますので、タイトルに【ネタバレ注意】と入れています。まだ展開を知りたくない! という方は、この先を読まないようにして下さい。

 

 

××××××××

 

というわけで感想スタートです。

 

土曜日のLV2回、日曜日のLV1回でわたしは既に計3回「忍びの国」を見ていますが、全く飽きる、眠くなるということがありませんでした。

同じ映画を間を置かずに何度も見るという経験が今まで一度もなかったのですが、一度目よりも二度目、二度目よりも三度目の方が、むしろ楽しめたと思います。

 

実はこの映画、同じセリフを序盤と終盤で繰り返して様々な対比を際立たせていたのですが、気づかれていた方、いらっしゃいますか?

 

わかりやすいところでは

 

平兵衛「あの者どもは人間ではない」

無門「おのれらは人間ではない」

 

無門「何を怒ってるんだよ?」

無門「もう怒るな」

 

無門→ねずみ「かわいそうに」

無門→平兵衛「かわいそうな奴だ」

お国→無門「かわいそうに」

 

お国→無門「名を何と言うのです?」

お国→ねずみ「名前は何とおっしゃるの?」

お国→無門「本当の名前を教えて」

 

などなど。

 

初回を見たときは気づかなかったけれど、2回目3回目で「あ、あのセリフってあの後も……」と言うことがよくありました。

脚本を書かれたのは原作者である和田竜先生なので、原作と映画でストーリーやその解釈が大きく変わったところは基本無いと思われます。

ただ、忠実に映画化しようとしたら4~6時間の映画になるところを2時間少々にシェイプアップするため、登場人物が大きく削られています。

ただ、その人物が跡形もなく消えたということもなく、その人物が小説でこなしていた役割は他の誰かが担ってほぼ重要なエピソードは網羅されていたのではないか、と思います。

「忍びの国」は、一冊の小説を映画化すると考えたときの理想的な形に仕上がっているのではないか……と個人的には思いました。

 

次回からもう少し内容に踏み込んだ感想を書いていきたいと思います。