現在、「嵐にしやがれ」の2時間スペシャル放送中。
残念ながら、今日は「作ってみよう」はないのです。来週は「作ってみよう」あるらしいいのですが巨大マッシュルームってそれだけ聞いても「???」ですな。
スタジオ披露があるらしいので楽しみにしています。とりあえず、今日は2回のデスマッチで両方とも大野智がおいしそうに食事する姿が見れてよかったです♪
で、本題の感想です。
とりあえず長野の旧家で起きた殺人事件、必要な情報は全部長野でゲットしました! って感じですね。
嬉し恥ずかし長野旅行もよかったですが、ヒロイン・青砥純子の弁護士らしい姿が見れたのもよかったですよ。
容疑者である被害者の父親が今なお拘留されたままなのは不当だと、多分長野県警にすごい勢いで詰め寄って、見事に父親を釈放させました。
残された一人娘の元に、憔悴した父親が戻ってきました。末娘の明日香ちゃんも友人の遠藤さんも大喜びですが、釈放された父親は何かもの言いたげですよ。
まあ真相を知ってからだとさもありなんって感じなのですが、現時点では、ただ単に長々と警察に尋問されて大変だったねー、くらいの対応です。
東京に戻ってきた純子と榎本にモナコ帰りの芹沢も合流しての推理合戦はなかなか興味深かったです。
何より、芹沢が模型をひそかに楽しみにしてたらしいのが受けたw
昨日の今日ではさすがに……って榎本が何か申し訳なさそうでしたが、ドラマ上、模型が突然出現してもj不思議じゃないと思ってただけに、そこはちゃんとリアリティ持たせるんだ、と感心です。
なおあの模型って実はものすごく高価で手間暇かかってたらしいです。もしかして経費節減? ってうがった見方を当時しててすいませんでしたー!!!
ま、それはともかくとして。
榎本の要領を得た説明に、「現場の風景が目に浮かぶ!」とはしゃぐ純子ですが「浮かばない!」と芹沢は面白くなさそう。ま、現場を見てないからしょうがない。
とりあえず榎本&純子で現場の状況とか容疑者・猛の存在とかいろいろ説明してみますが、その頃、豪華ホテルでぐうたらしてた芹沢にはいまいちピンと来ないもよう。
このままだと状況膠着? って中、純子の携帯に一本の連絡が。
連絡してきたのは、依頼人の遠藤で、遠藤は警察から情報が回ってきた、と。
榎本が東京総合セキュリティの研究員って設定がここでほぼ初めて活かされたのですが、どうやら逃亡中の西野猛(※被害者の兄)の住居らしくマンションで警備システムが反応したとのこと。
現場に警備員が駆け付けたところ、部屋はもぬけの空で侵入者の姿も住民の姿も見えなかったけれど、部屋の中から金塊が発見された……との報告が。
そう、そのセキュリティセンサーが実は東京総合セキュリティが設置したもんだったらしい。一般的なマンションに見えたけど、あんな警備センサーが設置されたマンションて東京には普通にあるんですかね?
そして榎本は「やはりうちの会社で~」ってぺらぺらと部屋の状況とかしゃべってるけどそれは守秘義務にひっかからないのかと微妙に気になった。まあしゃべってる相手が弁護士なんだから、きっと問題はないんだろう。
すわ、金塊盗んだ西野猛が東京に戻ってきたのか!? と警察は色めきたったらしいですが、そこに水をぶっかけたのは榎本。
というのも、住民である西野猛なら、帰宅時に警報システムを切ってるはずだから、システムが作動して鳴り響いたってことは侵入したのは住民ではない、とのこと。ほお。
そんなの、うっかり切り忘れたこともあるのでは? と純子は冷静に指摘しますが、それにしたって「警報システム」って存在を知ってる住民なら、アラームが鳴り始めたら止めるはず、と両断。
では、なぜ警報システムは作動したのか? それは!
警報システムは、部屋に侵入してから一分以内に解除しないとアラームが鳴る仕組みだった。
侵入者は、部屋に入って金塊を隠して一分以内に退去した。外に出てからアラームの音に気付いたかもしれないが、それが警報システムなんてわからなかった。
何故なら。
警報システムとは無縁の場所で生まれ育ったから――
これによって、弁護士ーずの意見が翻ります。
西野猛犯人説が有効だったのに、肝心の西野猛の姿が見えず、部屋に侵入したのが警報システムなんてものとは無縁の場所で生まれ育った人間と聞いて、やっぱ父親が犯人だったのでは? 説にまっしぐら。何でそうなるんだろうと個人的には不思議なんだが。
窓を開けておいたのは父親の偽装で、娘殺して姿を消した長男に罪をなすりつけるためって、どんだけその父親は自分の子供を嫌ってたんだろう、って感じなんですが理屈と理論を重んじる芹沢はそっちの説のが納得できるみたいです。
一方、実際に現場を見て部屋に父親と娘たちの仲良さげな写真まで見てる純子は、さすがにその説には素直に頷けないもよう。
しまいには犯人は幽霊だ! トイレで狐火を目撃した! あの家には何かいる!! と大真面目に訴えて芹沢に「お前疲れてるみたいだし家帰って休め」と鼻であしらわれる始末。気持ちはわかるな。
が! この純子のまさかの発言が、榎本の頭脳に火をつけた!!!
狐火も幽霊も科学的根拠で説明できる! と芹沢が力説し、純子が現場見てないからそんなこと言えるんだ! ときゃんきゃん言い合う中、榎本は何かの書物をめくりながら「なるほど」と一言。
既に6回くらい見て来た指すりすりと「がちゃん」の解錠音。
「もしかしてあたし、何か役に立ちました?」な純子の言葉に榎本は「はい」と一言。
わー純子超嬉しそうな笑顔! 榎青! 榎青!!! と盛り上がってたら、榎本からまさかの一言が――
「この密室は……破れません」
えーと。確か感想①で言ったと思うんですが、7話の「狐火の家」は、殺人事件が一つ省略されています。
実は、西野猛の住居で起きた警報システム作動事件。あれの発覚が、原作では流れが違うんです。まあ原作では榎本は警備員じゃないので、ドラマ独自の設定に合わせたと言えばそれまでですが。
原作では、西野猛のマンションで人が死んでいます。犯人は、金塊を隠しに行った西野猛のマンションで猛の恋人らしき女性と鉢合わせして、勢いあまって殺してしまうという失態を犯します。
この事件がきっかけで、原作榎本は原作純子を連れ出して長野までドライブがてら真相を語ります。
真相が真相だけに、本当は黙ってるつもりだった、と。でも、さすがに無関係な他人が殺された以上は、黙っていられなくなった、と。
そうそう、アクロバティックな謎解きについてもちらっと言いましたが、ドラマでは二階の窓からの脱出は足跡残さずには不可能で統一されてましたが、原作では榎本が見事な身体能力を披露して、二階の窓から見事なジャンプで足跡残さず数メートル離れた芝生に着地するという技を見せてます。ここは原作通りにしてほしかったなー。本当にそれだけは!
――まあ、何やかんや言いましたが、とりあえず事件は解決です。
密室は破れません言うてCM挟んだ次の瞬間には、榎本と純子が長野にワープです。あれ? 芹沢は?
そこで語られた真相は……おぞましいっつーか、何と言うか……
ってかあのサイコパスな兄貴は何者だったの!? ぐれた、って一言で片づけるにはちょっとぶっ飛びすぎてやいないか?
とりあえずよかったのは、榎本から「正真正銘の密室」って言葉が出たことですな。
密室ミステリーって聞くたびに思ってたのですが、犯人が脱出できたなら密室じゃないだろ、って思うんですよねー。
でも今回の事件は、犯人が現場から逃げ出していなかった正真正銘の密室。結果として、鍵部屋でも1、2を争う後味の悪い結末を迎えることに……
あの父親のラストの慟哭は、胸が詰まりましたよ。
殺したことを後悔してるんじゃない、何でもっと早く殺しておかなかったのかと、後悔している、って。
自分の息子に対して……とも思いますが、親として、どうしても、どうしても許せなかったんだろうなあ……
今思うと、最初の最初に芹沢が「性的暴行の後はなかったのか」と聞いておいたのは正解な気がします。せめてその疑惑だけは晴れてて、本当にそれだけは……
ところで疑問。西野猛は夜のうちに部屋に忍び込んで、何で翌朝、愛美ちゃんが部活から戻ってくるような時間まで家でうろうろしてたんだろう?
金塊をさっさと持って逃げればよかったのに。金塊の場所が見つからなかったのか?
いや、それツッコむのは無粋なのかな……
真相知った後で思うのは、青砥純子さん、あのときトイレで用足ししなくてよかったね、ってことです。
ってか事件の後、明日香ちゃんは遠藤家でお世話になってて、でもお父さんが戻ってきてからは自宅に戻ったはずで? え、その間、トイレどうしてたんだ?
狐火の謎も芹沢の言う通り、科学的根拠で解けました。事件は解決しました。
多分、西野父は警察に逮捕。明日香ちゃんは遠藤さんがお世話してくれることに?
めでたしめでたしとは言いたくないけど、全部の事件は解決しました――で。
ラスト。東京総合セキュリティの、薄暗い地下備品倉庫の一室にて。
解錠にふける榎本の背後に、ぼやーっと光る狐火が……
え!? あの地下備品倉庫に死体が眠ってんのかまさか!?
という疑惑を視聴者に投げかけて――エンドです。
7話の感想終わり! あーこの話は榎本×青砥のカップル好きには美味しいお話しでしたし、ミステリー好きとしても密室の構成から犯人から事件の流れに至るまで全く文句のない素晴らしい出来だったと思いますが、本当に後味が悪いのだけが難点です。誰も幸せになってない。。。
せめて、明日香ちゃんが遠藤夫妻の元でまっとうに成長しますように――