昨日、感想書く前に力尽きてすいませんでしたー!
ペースアップしていかないと!
静岡でも再放送が始まる鍵部屋。続編まだかな、と待ち続けて早2年。さて朗報はいつ訪れるのか!?
4話で見所だったのは、純子さんのプライベートルームを訪れる榎本と芹沢ですよね。
純子のお部屋は事件現場の真下。つまりは間取り等が同じなので、密室トリックを解く参考にしたい……という名目があるとは言え、女性一人暮らしのお部屋に同じ年頃の男性(+おじさん)が訪れるんですよ! ちょっとはドキドキするのが女心ってものじゃないですか!
意外……ではなかったですが、あんまり片づけがお得意じゃない様子の純子さん、芹沢と榎本を玄関先に待たせて慌てて掃除ですよ。気持ちがわかりすぎて頑張れー! ってエール送ってました。
芹沢はゴキブリ騒動のとき中を見てるじゃないか、と文句がありましたが、榎本だけ待たせて芹沢一人を中に入れたらそれはそれで問題だろう、と思いつつ。
その間に榎本は事件現場の玄関の鍵を調査ですが、何か電子ちっくな見た目から想像した通り、最新技術が使われた鍵だったもようです。
まあうっかり迷い込んだ泥棒さんがいたとしてもタランチュラを盗んでいく物好きはいないと思いますが……万が一の事故を警戒したのか、あるいは金目のものに興味はなくてもタランチュラちゃんに興味津々の古溝を警戒してのことかどっちだろう?
さておき、鍵見終わって飽きたのか、純子の許可を取らんとさっさと部屋に突入する芹沢&榎本です。もしかして榎本に鍵を開けさせたのか。弁護士として不法侵入を許可するのはどうなんだろう。
純子さんのお部屋は
・やや汚い
・旅行のガイドブックどっさり
・エスプレッソマシーンはない
というお部屋とのことで、芹沢にはいまいち受けませんでした。榎本の感想が気になるんですが家主無視して部屋中の鍵やら隙間やらを調べて回ってるので部屋の調度品などには一切興味なさげなのがさすが榎本ですね。
どうでもいいけど女性の部屋に入って一直線にベッドに腰かけるのは紳士としてどうなんだろう、と純子に怒られてる芹沢を見て思ふ。
まあこんな感じで、純子のお部屋に榎本突入! の夢は半分は叶ったものの、2人きりではなかったしもちろん「あ、ちょっといい雰囲気♪」なんてことも全然なく、あっさりとシーン終了してしまいました。うーむ。
4話でもう一つ見所だったのは、ペットショップに突入する榎本だと思うんですがどうなんだろう。
一歩踏み込むなりでっかい亀にこんにちはされて凝固する榎本可愛かったよー♪
亀を避けて店内うろうろな榎本、聞きたかったのは被害者の命を奪ったとされるクロドクシボグモ。実はこの名前を覚えてなかったんですが一回打った単語なのでパソコンが勝手に予測変換してくれました。再婚のパソコンはハイスペック!
コミュ障を疑われる榎本ですが、このペットショップでは普通に店員の兄ちゃんにクロドクシボグモについて教えてもらってました。ちょっと気になるのは兄ちゃんが榎本に終始タメ口だったところですが……榎本は30歳の設定だからあの兄ちゃんより年上だと思うんですけどね。兄ちゃんの目にはお使いに来た学生にでも見えたんでしょうか。
とりあえず、クロドクシボグモなんてデンジャラスすぎて普通のペットショップでは扱ってないとのことでしたが、写真を見せてもらうことには成功。
写真ではつがいのクロドクシボグモの写真と何だかんだ紹介文が載ってますが、榎本が注目したのは、その雑誌の記事を書いたのが例の古溝だということ。
果たしてこのシーンは解決にどのような関係があるのか?
――さて、ここらへんで状況を整理。
今のところ容疑者は2人で、被害者の奥さんと被害者の友人。
奥さんの動機って何だろう? ペットの世話を拒否ってたのはペットがタランチュラってこと考えたら無理もないけど、でも主人の大切な形見って言ってるし……って思ったら、姑とごっつ仲悪そうなシーンがそこかしこに散らばってて、これが動機か? と何となく。
ここまで触れてませんでしたが(榎本が関係ないシーンについては感想が希薄な我がブログ)
今回の被害者は老舗和菓子屋の若き跡取りで、まあそのお母さんは現当主、ってところでしょうか?
若くてきれいな嫁が気に食わないのか、ちくちくちくちく嫌味言ってる姿がとってもはまってましたが、どうも旦那はタランチュラに夢中で嫁をかばったりはしなかったもよう。それが理由?
一方で、友人古溝は、珍しいタランチュラを仲介してもらったりいろいろお世話になってるものの、老舗和菓子屋の跡取りって立場上、蜘蛛にはまってるって世間にばれたらまずいんだ……って事実を知った瞬間、仲介料を釣り上げて来たとかいうそんなの友人じゃねえだろって事実が明らかに。
どっちが犯人でも驚かないがさてどっちだ!?
きっかけとなったのは純子の一言。
被害者実家である和菓子屋さんからお土産買ってきて榎本の元でだらだら。
お茶入れてもらって和菓子食べてた純子が突然悲鳴をあげてびくっ! と驚く榎本が何かよかった♪
普段は感情がないのかってくらい淡々としてる榎本が、こんな風に感情を見せるのは純子だけ! ってシチュエーションは実に二次創作家の妄想力をかきたてられますね。
純子「あんこによもぎが入ってる!」
榎本「よもぎが嫌いなんですか」
純子「よもぎって、普通お餅に入ってるじゃないですか。何であんこに入ってるんだろう!」
榎本「それが、あのお店の売りなんでしょう」
純子「よもぎが入ってるなら、見た目でわかるようにしてほしいです。うっかり食べちゃうじゃないですか」
この会話が、解決のきっかけになって、華麗な謎解きに入るわけですが。
それよりわたしが気になったのは、純子が「こっちももらいます」って言って、自分のお茶を飲みほした後、榎本のお茶まで飲み干したのを榎本がちょっと意識していた点ですかね。
ほとんどお茶は減ってなかったように見えましたが、あれは飲みかけだったのか? 榎本はもしかして自分の飲みかけを躊躇なく純子が飲んだこと、気にしてる?
……って状況で突入した謎解きは、今までにない緊張感でしたよ。
とりあえず指すりすりし始めた榎本を見て、「密室は破れました! ……ですよね?」ってセリフを取る純子は可愛かった。
何か挙動不審な古溝、怪しんだ芹沢が取り押さえようとしたら、いきなり手をガリっとやられて大パニック。
ところが芹沢よりパニくったのが被害者の奥さん。
救急車を呼べ! と大騒ぎで、「そんな大した毒じゃねーよ」と古溝に呆れられる……というコントかよと言いたくなるあのシーンが、実は重要な種明かしの伏線になってたなんて誰が思っただろう?
・恐ろしい毒蜘蛛に噛まれたのに、被害者は何故か騒ぎ立てることなく部屋の中をうろうろしてそのまま死亡
・古溝の雑誌で紹介されてたクロドクシボグモはつがいだったのに、現場に残ってたのは一匹
・芹沢が蜘蛛に噛まれたと聞いて、パニックになったのは奥さん
こういった、ささいな事実を積み重ねて見事に真相を解き明かす榎本の頭脳ってのはどういう構造になっているのか覗いてみたい!
しかし今回のトリックはいかがなもんかと思ったよー。
利用されたキャメロンとクロドクシボグモ可哀想(´・ω・`)
いくら何でも、クロドクシボグモに別の蜘蛛の皮を被せて別の蜘蛛に見せかけたってのは無理があると思うんですが……蜘蛛の中身をくりぬいて皮だけ利用とかどんだけ恐ろしいこと思いつくんだよって感じでした。
しかもあの細い蜘蛛の足の上に別の蜘蛛の足をかぶせるなんて。下手したら足がもげてトリックはパーですし、何よりあんたが皮かぶせてやろうとしてる蜘蛛は恐ろしい毒蜘蛛で噛まれたらあんたの命が危ないのに……って言い出したらきりがないんですが。まあ成功したんだから結果オーライ?
ちなみに原作では、犯人は刺繍が上手とか手芸が得意とかいうフォロー(?)が入ってました。
殺人に利用され、何とかかんとか逃げ出したクロドクシボグモの末路がコオロギにエサになるなんて……世の中弱肉強食と言いますが、多勢に無勢の前には無力だったんだなあ……
まあつまり、犯人は奥さんでした。確かにタランチュララブ♪ な古溝には思いつきもしないトリックだ。
ちなみに動機は財産目当てに結婚したのに離婚されそうになったから。古今東西いろんな作品で見かけた経緯ですがそれで旦那を殺すとか思い切ったことを。やるならその前に旦那の母親殺さないと(ぉぃ
いや本当に。実際嫁を嫌ってたあの姑、「とっとと籍を抜け」って言ってたじゃないですか。
財産は嫁には残さない的な遺言書かれたらどうしようもないだろうに。まだ存命だったんだから財産のほとんどは母親のものだったんじゃないかなあ……と誰も突っ込まなかったのでぶつぶつと疑問を口に出してみます。
鍵部屋は優れたミステリーでしたが、やっぱりちょいちょい粗がありますよね。まあ原作でもそこについては触れられてなかったので、もしかしたら既に母親から旦那に財産移動した後だったのか?
「姑に何言われても気にならなかった。それで莫大な財産が手に入るんだから。なのに、離婚するなんて言い出すから、だから殺してやったんですよ」
って言い切る奥さんは潔いというか何というか……
ここは嘘も方便で、「姑に毎日いびられて辛くて、主人は全くかばってくれなくてそれで」的な言い訳で同情を飼った方がよかったんでは?
と思いつつ、「財産目当てに結婚したんですか」と批判する純子に「女なんてみんなそんなもんだ。あなたはどうなの?」と、啖呵を切る姿はまあある意味かっこよかったです。下手にじたばたあがくよりはいい……のかな?
とまあ、被害者と蜘蛛は気の毒なことになりましたが、こんな感じで今回も無事に事件解決です。
多分タランチュラ達は古溝に引き取られて古溝ハッピー。跡取り失った和菓子屋だけど気に入らない嫁は逮捕されたんでとりあえずそれだけはよかった。
ゴキ騒動で中断されてた芹沢の取材も無事に完了し、蜘蛛に噛まれた怪我を「名誉の負傷」とおだてられて芹沢はご満悦。
榎本のところに手土産のチョコレート付きで遊びに来た純子は、「自分にも犯人が言ったように、そんな怖い一面があるんだろうか」と思わず漏らしたら、まさかの榎本からの「青砥さんにはないでしょう」という慰めのコメントもらえてご満悦。
あれ、結果、みんな結構幸せ?
よかったらどうぞ、と差し出された手土産のチョコレートに、身を乗り出す榎本ですが、「気を付けてください。何が入ってるかわかりませんよ~?」な純子の脅し文句に一瞬躊躇。
えいやっ、と放り込んだチョコレートが美味しかったのか、にっこり笑顔で本日の鍵部屋、終了!
……この榎本の笑顔は、最終回に取っておいた方がよかったんでは? と思わなくもない。
駆け足気味ですが4話の感想、終了です!
今日は鍵部屋再放送がなかったので、関西の再放送最終回は月曜日になります。
あー本当にあっという間でした……
これをきっかけにTBSで魔王とかテレ朝で歌のお兄さんとかが再放送されたりしないですかねえ……
鍵部屋の再放送を見てファンになった! という声も聞こえてきますし、大野智は演技もうまい! ってことをもっとみんなに知ってほしいです(><)
2年に1回じゃなくてもっとドラマとか映画とかどんどんやってほしいー!