ちょっとお久しぶりな視聴率のお話。
先日、「時をかける少女」が最終回を迎え、以降しばらく土曜の21時―23時のラインは2時間特番が続くことが発表されました。
今期はオリンピックがあるのも大きいと思いますが、全5回って少なかったですよね。
もっとも途中の話は露骨に引き延ばしにかかってましたし……原作は短編で、過去映画もアニメも全て2時間でまとめられていますからね。致し方ないことかと。
ま、それはともかく。
それに伴い、「嵐にしやがれ」も休止が続くことになりました。
次回は9月になりますので、ほぼ一ヵ月、お休みになりますね。
その間に低迷しつつある視聴率テコ入れのために何らかの改変が行われる可能性はあるでしょうか?
とりあえず、先週の「時をかける少女」最終回からの「嵐にしやがれ」の視聴率です。
「時をかける少女」の視聴率が若干上がり、それに伴ってか「嵐にしやがれ」の視聴率も上がっています。
あーもうちょっとで2桁だったのに!
上がり幅も先週ほどではないですが大きいですね。
これは視聴率回復傾向……と考えてもいいのでしょうか?
回復傾向って判断されると今の路線が続けられることになるのですが。
さてさて、前回から何度か触れていますが、2015年4月にリニューアルが行われた「嵐にしやがれ」も、当初とはだいぶテイストが変わってきています。
一番大きいのは、「嵐カレンダー」の企画がなくなり「デスマッチ」に変わったことですかね。
「嵐カレンダー」は嵐がいろんなことに全員で挑んでくれて、毎週飽きずに楽しめたのですが……これが不評と判断されたのなら悲しいことです。
各種感想サイトを見ても、嵐ファンは概ね「嵐カレンダー」には好意的で「デスマッチ」には批判的な意見が目立つのですが、視聴率の大部分を握る一般視聴者には「デスマッチ」の方が好評なんでしょうか。
前にも述べましたがグルメ企画って予算の割に視聴率取りやすいですからね。
あーでもそう判断されてしまったのなら残念すぎます。「氷彫刻」とか見ごたえのある企画はたくさんあったのに。
さて、一方でもう一つ、大きく変わってきている傾向が。
当初、各メンバーの個人企画は、メンバー×一般人の組み合わせの企画が主でした。
が、2016年に入ってから、明らかに各企画にゲストが出演する機会が増えて行っています。
わかりやすいのは「大野智の作ってみよう」と「This is MJ」です。当初は教えてくれる先生とそれに挑む本人だけで進められていた企画ですが、今は「大野智の作ってみよう」はゲストと挑む男飯が主になり、「This is MJ」はゲストとの対決形式が主になりました。
変わりどころとしては、「櫻井翔のお忍び旅行」です。この企画だけは、早々にゲスト参加形式で進んでいたのですが、2016年の4月くらいからまた一人旅に戻っています。かわりに「お忍び」じゃなくなりましたが。
とりあえず、各メンバーの個人企画、ゲスト参加率はどの程度のものなのかを一覧にしてみました。
見た目にもはっきりわかりますね。
「相葉雅紀の代行調査」と「二宮和也のちっちゃな野望」は、ほぼゲストなし、本人達の話術で企画が勧められています。
ちなみに「相葉雅紀の代行調査」の1回は「櫻井翔恐怖症」の回で櫻井さんが顔出ししたのを含めています。
「二宮和也のちっちゃな野望」では、二宮金次郎を探しに行くVTRで何故か「すたっふぅー!」の狩野英孝が顔出しした回も含めています。
さらに1回は「嵐旅館」という正月SPで全員の旅館にゲストが登場した回ですので、平素の企画でゲストが参加したのは実質両企画とも2回ずつですね。
代行調査では、24時間テレビの番宣でV6の三宅さんがドッジボールに参加、また、「相葉雅紀はゴールデンボンバーの歌広場淳に顔が似ているのでは?」に答えるため、ゴールデンボンバーに潜入捜査した回。
ちっちゃな野望では、左利きあるあるの回で左利きの芸能人が集まった回と笑点メンバーを集めて「愛を叫べ」の振り付け指導をした回です。
さてさて、これらのテコ入れの有無ってどこでどのような判断が入って決められるんでしょうね?
次回、もうちょっとつっこんで考察してみたいと思います。