みなさん、こんにちわ。今日は文化史の分野の話です。



文化史っていうと、一般論的には、「最後の最後に後回しにされやすい」と言われがちですよね。それで、結構予備校とかだと、夏休みなんかに「夏期講習」で文化史講座が開かれています。


しかし皆さん、その夏期講習に行く必要なんてありませんよ!



というのも、文化史というのは、基本はタダの暗記であるためです。世界史自体がそもそも「暗記科目」なのですが、文化史は、ひたすら単語を覚えるだけです。



・ヘロドトスが書いた本の名前は?(旅行関係)


・授時暦を考案したのは誰?


・誰かために鐘は鳴る、の作者名と、そのメインテーマは何か?





みたいな具合に、ひたすらに暗記、暗記、暗記の繰り返しです。一に暗記、二に暗記...。ただひたすらに、頭の容量を大きくしておくしかない分野です。




だから、夏期講習などを受けても、基本はそれらの「作者名」と「作品名」の羅列されたテキストを読み上げるだけです。講師としても、これほど楽で儲かる授業はありませんよね。




皆さん受験生がめざすべきは、「最小労力で最大のパフォーマンスを出すこと」につきます。





だから、夏期講習の文化史などは、時間のある暇な人やお金に余裕のある方のみにお勧めします。



文化史のテキストや参考書というのは、どれも「カタログ雑誌」みたいなものです。作品名と作者名をひたすらに列挙しているだけであり、非常に「かったるい」ものばかり...。




そんな中でも、楽しく講義調に説明しているのが、


「青木 世界史B講義の実況中継⑤ 文化史」です。



この青木シリーズは、通史のほうは評判があまりよくありません(笑)間違ったことをよく書いてあるのと、そもそも入試に関係のない用語が赤字になっていたりするのです。



しかし、青木シリーズの文化史編は、自信をもってお勧めいたします。




その理由としては、


一、 文化史に必要な用語が網羅されている。


二、入門レベルから、最上級レベルまで対応。


三、予備校の講義調であるため、夏期講習で15000円払わないでもこれ1冊で「文化史の講習」を味わえる。




などの3点が挙げられます。




特にこの本で優れているのは、「音楽史」に踏み込んでいる点です。



音楽史なんて、普通は全然知りませんよね?それでも、早稲田の世界史や慶應クラスの世界史の問題には、時々出てきます。音楽史は、勉強していないと0点です。だからこういうところで大きな差がつきやすい。


勉強量の有無で、0点か満点かに分かれるのは、実に恐ろしい話です。






他にも、アフリカや韓国、その他の辺境地の文化史なども大変詳しい。これはおそらく、そのへんの予備校の夏期講習の文化史講座よりも、はるかにレベルが高いです。



センター試験レベル対策向けではありませんが、早稲田世界史対策、および慶應世界史(おもに慶應法学部)などの上級対策にはもってこいです。時折笑いもまじえているので、なかなか面白く読み進めれますよ(笑)

値段も1155円と、講習の10分の1以下です。早稲田の受験料は1回あたり35000円ですから、それと比べれば1155円くらい安い「自己投資」と思って、ぜひこの本を手にとってみてください。


読み方としては、


1回目は、横になってごろごろしながら読む


2回目は、ちょっと真面目に、本の中で「赤い文字」になっている重要部分を意識しながら読む


3回目以降は、真面目に覚える



という具合でいいと思いますよ。文化史は、本当に暗記だけの科目です。ですから、覚えることが、即得点に繋がる。でも、覚えるのは面倒ですよね...。だから、とにかくこの青木世界史B文化史編を、何度も何度も読み流すことが一番楽な方法です!いつのまにか覚えれている、という状態が最適ですよね。


そのためには、

本当にお勧めの1冊です。今日から文化史を対策して、差をつけましょう!






NEW青木世界史B講義の実況中継 (5) (The live lecture series)