○結局昨日は王将で“ホルモンの味噌炒め”をおごってあげたわけだけど…どう?めちゃくちゃうまかったでしょ!?
●はい!うまかったっす!ってか白飯との相性抜群っすね!稲作文化バンザーイ!
○良かった!さて、今日から中国の古典文明について勉強していくんだけど、中国の文明ってなーんだ?
●黄河文明ですね!
○そうだね!じゃあもう1つは?
●え!?他にも中国に文明があったんですか?
○あったんだよ…その名も長江文明!だいたい黄河文明とほぼ同時期の文明なんだ。
●その長江文明ってどんな文明なんですか??
○長江流域で発生した文明で、代表的な遺跡は下流域の浙江省にある河姆渡(かぼと)遺跡!覚えておいて欲しいのは、これが稲作文明だったってこと!メソポタミア、エジプト、インダス、そしてこれから勉強する黄河の文明はどれも雑穀とか小麦とかなんだけど、この長江文明は稲作文明!この長江文明は他の文明よりも巨大な文明だったんじゃないかー…って言ってる研究者も居るんだよ!
●へぇー!長江文明なんて知らなかったです!
○まだ研究途中の文明だしね、分からないこともたくさんあるんだよ。
●ってことは、入試のメインはやっぱり黄河文明ですか??
○そうだね!黄河文明は、その名の通り、黄河の中・下流域の「黄土地帯」に発生した農耕文明のこと!黄河文明は前半と後半に分けてポイントをおさえよう!
●わかりました!
○まず、前半は紀元前5000年頃から紀元前3000年頃まで。黄河の中流域で栄えます。河南省仰韶村が中心地だったことから仰韶文化と呼ばれる!読み方は“ぎょうしょう”でも、“ヤンシャオ”でもOK!使用されていた土器は彩文土器で“彩陶”(さいとう)と呼ばれます!発掘したのはスウェーデンの考古学者のアンダーソン。アンダーソンは、北京郊外の周口店で、北京原人を発見したことでも有名!
●へぇ!優秀ですね!
○仰韶文化で付け足すとすれば、雑穀(アワやキビ)の栽培をしていたことかな??はい!続いて後半!後半は紀元前3000年頃から紀元前1500年頃まで、黄河の下流域で栄えます!山東省の竜山という遺跡から竜山文化と呼ばれます!読み方は“りゅうざん”でも“ロンシャン”でもどっちでok!今度の土器は黒色磨研土器で、黒陶と灰陶があります!
●黒陶と灰陶の違いってなんですか??
○んー…黒陶は、彩陶についで出現した新石器時代の土器で、薄手で良質。もちろん黒色。灰陶は、日常の煮炊きに用いられた厚手の土器です。どちらとも三足になっているものが多いです。
●なるほど、煮炊きをする時に、火を炊くスペースがあると便利ですもんね!よく考えたなぁ。
○以上!あ、もちろんだけど仰韶と竜山と河姆渡の場所はどれも地図でしっかり確認しておくこと!
~中国史はここでおしまい。ここから先は日本のレキシの話。~
○土器っていいよね。土器を見てるとドキドキしてくる。
●あ、それちょっと分かります。個人的には縄文土器が好きです。火焔土器とかたまらなくないですか?なんですかあの形。燃えさかる炎の前でスウィンギンしたくなってきます。
○いや、弥生土器もいいよ。なんていうか、やっぱり使ってこそ土器だと思うわけ。そう考えると圧倒的に使いやすそうな弥生土器だね。
●いやいや、やっぱり土器はデザイン性ですよ。縄文土器のまだらな黒斑が良いんです。それに比べて弥生土器の黒斑は、丸くてでかくてダサイですね。
○いやいやいやいや、弥生土器の丸い黒斑は地面について空気がうまく回らなかったところで、ほかはきれいに焼けているんだよ。均質に火が通っているから薄手なのに丈夫。弥生土器の品質こそ最高。
●いや、縄文土器
○いや、弥生土器
●○っちが好き?
●○どっちも土器!
と、いうわけで、レキシが歌う『狩りから稲作へ』を是非一度聴いてみてください!ただの土器ソングだと思ったら大間違いですよ。
センターチャレンジ(内容に合う問題が無かったため、東南アジアからの出題です)
☆扶南の都(港市)の名称と、その位置を示す次の地図中のaまたはbとの組合せとして正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。[13 本試]

① アチェ-a
② アチェ-b
③ オケオ-a
④ オケオ-b
正解は
③
●はい!うまかったっす!ってか白飯との相性抜群っすね!稲作文化バンザーイ!
○良かった!さて、今日から中国の古典文明について勉強していくんだけど、中国の文明ってなーんだ?
●黄河文明ですね!
○そうだね!じゃあもう1つは?
●え!?他にも中国に文明があったんですか?
○あったんだよ…その名も長江文明!だいたい黄河文明とほぼ同時期の文明なんだ。
●その長江文明ってどんな文明なんですか??
○長江流域で発生した文明で、代表的な遺跡は下流域の浙江省にある河姆渡(かぼと)遺跡!覚えておいて欲しいのは、これが稲作文明だったってこと!メソポタミア、エジプト、インダス、そしてこれから勉強する黄河の文明はどれも雑穀とか小麦とかなんだけど、この長江文明は稲作文明!この長江文明は他の文明よりも巨大な文明だったんじゃないかー…って言ってる研究者も居るんだよ!
●へぇー!長江文明なんて知らなかったです!
○まだ研究途中の文明だしね、分からないこともたくさんあるんだよ。
●ってことは、入試のメインはやっぱり黄河文明ですか??
○そうだね!黄河文明は、その名の通り、黄河の中・下流域の「黄土地帯」に発生した農耕文明のこと!黄河文明は前半と後半に分けてポイントをおさえよう!
●わかりました!
○まず、前半は紀元前5000年頃から紀元前3000年頃まで。黄河の中流域で栄えます。河南省仰韶村が中心地だったことから仰韶文化と呼ばれる!読み方は“ぎょうしょう”でも、“ヤンシャオ”でもOK!使用されていた土器は彩文土器で“彩陶”(さいとう)と呼ばれます!発掘したのはスウェーデンの考古学者のアンダーソン。アンダーソンは、北京郊外の周口店で、北京原人を発見したことでも有名!
●へぇ!優秀ですね!
○仰韶文化で付け足すとすれば、雑穀(アワやキビ)の栽培をしていたことかな??はい!続いて後半!後半は紀元前3000年頃から紀元前1500年頃まで、黄河の下流域で栄えます!山東省の竜山という遺跡から竜山文化と呼ばれます!読み方は“りゅうざん”でも“ロンシャン”でもどっちでok!今度の土器は黒色磨研土器で、黒陶と灰陶があります!
●黒陶と灰陶の違いってなんですか??
○んー…黒陶は、彩陶についで出現した新石器時代の土器で、薄手で良質。もちろん黒色。灰陶は、日常の煮炊きに用いられた厚手の土器です。どちらとも三足になっているものが多いです。
●なるほど、煮炊きをする時に、火を炊くスペースがあると便利ですもんね!よく考えたなぁ。
○以上!あ、もちろんだけど仰韶と竜山と河姆渡の場所はどれも地図でしっかり確認しておくこと!
~中国史はここでおしまい。ここから先は日本のレキシの話。~
○土器っていいよね。土器を見てるとドキドキしてくる。
●あ、それちょっと分かります。個人的には縄文土器が好きです。火焔土器とかたまらなくないですか?なんですかあの形。燃えさかる炎の前でスウィンギンしたくなってきます。
○いや、弥生土器もいいよ。なんていうか、やっぱり使ってこそ土器だと思うわけ。そう考えると圧倒的に使いやすそうな弥生土器だね。
●いやいや、やっぱり土器はデザイン性ですよ。縄文土器のまだらな黒斑が良いんです。それに比べて弥生土器の黒斑は、丸くてでかくてダサイですね。
○いやいやいやいや、弥生土器の丸い黒斑は地面について空気がうまく回らなかったところで、ほかはきれいに焼けているんだよ。均質に火が通っているから薄手なのに丈夫。弥生土器の品質こそ最高。
●いや、縄文土器
○いや、弥生土器
●○っちが好き?
●○どっちも土器!
と、いうわけで、レキシが歌う『狩りから稲作へ』を是非一度聴いてみてください!ただの土器ソングだと思ったら大間違いですよ。
センターチャレンジ(内容に合う問題が無かったため、東南アジアからの出題です)
☆扶南の都(港市)の名称と、その位置を示す次の地図中のaまたはbとの組合せとして正しいものを、次の①~④のうちから一つ選べ。[13 本試]

① アチェ-a
② アチェ-b
③ オケオ-a
④ オケオ-b
正解は
③